「もう殺したんで」と母親殺しを明かす女/多重人格性をめぐる新たなJホラー映画『啄む嘴』予告編

#Jホラー#吉見茉莉奈#啄む嘴#渡邉安悟#間瀬永実子

大阪芸術大学学部卒業制作『ドブ川番外地』で破天荒な青春ドラマ、東京藝術大学大学院修了制作『獰猛』でハードボイルドと、在学中に制作した2作品で黒沢清監督をはじめとする映画人から高評価を得ている渡邉安悟(わたなべ・あさと)監督。その渡邉監督が、大学の力を借りずに作った初作品『啄む嘴(ついばむくちばし)』が2022年12月10日より池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開されることとなり、その予告編が到着した。

[動画]謎の男から逃げる女は母親殺しについて語り出す/多重人格性をめぐる新たなJホラー映画『啄む嘴』予告編

謎の男から逃げている女が母親殺しを語り始める

本作『啄む嘴』は、誰のなかにもある多重人格性をめぐるサスペンススリラー映画。主人公の中島栞は謎の男から逃げている。逃げた先は物流倉庫。そこで勤務していた矢崎舞衣に助けられ、2人は共に行動することになる。忍び寄る男の影に苛まれながら中島は、母親殺しについて語り出す。

到着した予告編は、「私、逃げてきたんです」と話す主人公が「母親は出汁から味噌汁を作るタイプの人だったんです」と続けると、「でも、もう殺したんで」と殺人について語り始める衝撃的な展開となっている。はたして何が起こっているのか?

何かから逃げ続ける主人公の中島を演じるのは、深田隆之監督の中編映画『ナナメのろうか』や、宇宙生物駆除を業務とする中小企業の奮闘を描いた異色のSFモンスターパニック映画『宮田バスターズ(株)‐大長編‐』(坂田敦哉監督)の吉見茉莉奈。工場作業員の矢崎を『全裸監督2』の間瀬永実子、謎の男を豊田記央が演じている。

また、12月10日には池袋シネマ・ロサにて初日舞台挨拶が行われる。開始予定は21時からの上映終了後の22時で、吉見茉莉奈(中島栞役)、間瀬永実子(矢崎舞衣役)、豊田記央(謎の男役)、渡邉安悟監督、山岸佑哉プロデューサーが登壇予定となっている。

INTERVIEW