中井貴一、映画化直談判した勝負作『大河への道』 5月20日に他話題作と激突

#中井貴一 #大河への道 #松山ケンイチ #立川志の輔 #北川景子 #歴史 2022.05.17

（C）2022「大河への道」フィルムパートナーズ

俳優の中井貴一が主演・企画を務めた映画『大河への道』より、特別予告映像が解禁された。

本作の原作は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す立川志の輔の新作落語「大河への道―伊能忠敬物語―」。千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、驚くべき新事実が発見される。それは1821年に史上初の日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった、ということ。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには、歴史に埋もれてしまった、涙なしには語れない秘密の物語が隠されていた…、というストーリーが展開される。

前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つでドラマが描かれる。共演には松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣が一人二役で出演する。一足先に本作を鑑賞した観客からは、「日本人すごいな！」「でき上がった日本地図を見て鳥肌が立った」などと驚きの声が上がっているという。

過去にも多数のドラマ・映画で主演を飾り、現在60歳の中井。『大河への道』は原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことから始まったという熱の入れよう。

解禁された特別予告には、本作で企画も務めた主演・中井貴一の熱いメッセージも収録。「エンターテイメントの世界はずいぶん苦しめられたが、そんな中救いとなったのもエンターテイメントだったように思う」とコロナ禍を振り返り、「（コロナ禍でも劇場で）笑ったり泣いたりしてくれる観客の勇気が映画・演劇産業が続いていく力になります」と思いの丈を熱く語っている。

同じ公開日には吉岡里帆、中村倫也出演の『ハケンアニメ！』やHey! Say! JUMPの山田涼介の主演映画『鋼の錬金術師完結編復讐者スカー』など話題作が並ぶが、どのような数字を残すのか注目だ。

『大河への道』は5月20日より全国公開。