わずか12歳でカンヌデビュー! 驚異の新人・鈴木唯、その抜擢理由と知られざる素顔に迫る
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早川千絵監督「唯ちゃんと出会えたことで、この映画を撮るべきだと確信しました」
アカデミー賞日本代表に選出された映画『PLAN 75』(22年)の早川千絵監督最新作であり、第78回カンヌ国際映画祭に日本映画で唯一コンペティション部門に出品されたことでも話題を呼んだ『ルノワール』。本作より、わずか12歳にして主演作をひっさげカンヌデビューを果たした驚異の新人・鈴木唯の抜擢理由とその素顔に加え、彼女が演じた主人公・フキの新場面写真を紹介する。
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高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の国民に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描いた『PLAN 75』から3年——。待望の最新作となる本作で綴られるのは、80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語だ。
主人公・フキを演じるのは多数の候補者の中からオーディションで抜擢された、驚異の新人・鈴木唯。役柄と同様11歳だった彼女の、真っ直ぐに大人を見つめる視線、この年齢ならではの自然な躍動感、時折見せる寂しげな表情など、スクリーン一杯に広がる瑞々しい演技に誰もが心奪われる。
フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役にリリー・フランキーと、数々の映画賞を受賞してきた名優に加え、フキが出会う大人たちには、中島歩、『PLAN 75』に続き河合優実、そして坂東龍汰ら大ブレイク中の若手実力派俳優陣が出演する。
主人公・フキを演じる現在12歳の鈴木唯は、昨年に俳優デビューしたばかりの超新星だ。映画撮影時は役柄同様11歳だった鈴木は、本作の主演をオーディションで射止めた。
早川監督は彼女との出会いについて、「絶対に妥協せずにこの子だと思える子に巡り合うまで数百人と会って探すつもりだったのですが、最初にオーディションに来たのが鈴木唯ちゃんでした。しょっぱなでフキに出会ってしまったのです。唯ちゃんと出会えたことで、この映画を撮るべきだと確信しました。脚本も彼女に合わせてどんどん変わっていきました」と一目惚れだったことを明かす。
そして、「唯ちゃんは動物のモノマネが得意ということで、実際に馬の鳴き真似をしてくれたのですが、彼女の自由で物怖じしない様子にすっかり心を奪われました。他にこんな人は会ったことがないと思えるほど魅力的な女の子でした。人見知りをせず、誰とでもすぐに打ち解けられる唯ちゃんのおかげで、終始明るく楽しい雰囲気の現場となりました」と撮影を振り返る。
親子を演じたリリー・フランキーは、鈴木の一番の魅力は“表情”だという。不完全な大人たちに接し、揺れ動くフキの心情を豊かな表情や眼差しで表現する鈴木に対して、「すごい素質があり、演技をすると思いました。思春期の時のいろいろな思いをくすぐる表情が映像に収められていること自体が貴重」だと語る。
また、母親役の石田ひかりも「私たち大人ではできないお芝居をするので、日々うらやましく思いました」と鈴木の演技力を絶賛している。
鈴木自身は演じる際に何も考えていなかったというが、それは「私の演じたフキちゃんは、いろいろ考えるタイプじゃなくて、何も考えずに純粋に感じたことをやっちゃう子」だからだと役を分析したうえでのことだと明かし、はやくも役者としての真髄を感じさせる。
現地時間5月17日にワールドプレミアを迎えた本作。早速海外メディアには「鈴木唯がスクリーンを支配している」(Collider)、「ニューカマーである鈴木唯の演技がまばゆく美しい」(The Hollywood Reporter)、「彼女の演技に心を奪われる」(Deadline)といった絶賛の声が相次いでいる。
また、初めての国際映画祭の参加に、レッドカーペットではぴょんぴょん飛び跳ね喜びを爆発させる子どもらしい一面と、各国のメディアに笑顔で手を振ってみせる堂々とした一面を見せた鈴木。映画同様、誰もが彼女から目が離せない魅力を放った。
『ルノワール』は2025年6月20日より全国公開。
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