新作映画『スキャナー』で野村萬斎と宮迫博之が最強コンビ結成!?

宮迫博之(左)と野村萬斎(右)
宮迫博之(左)と野村萬斎(右)

東映が製作・配給する新作映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』で狂言師の野村萬斎が雨上がり決死隊の宮迫博之と最強コンビを組むことがわかった。

『のぼうの城』野村萬斎インタビュー

本作は、『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる人気脚本家・古沢良太書き下ろしのオリジナル脚本を、『デスノート』の金子修介監督が映画化する作品。

野村扮する主人公の仙石和彦は、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力の持ち主。かつて、その能力を使い、マイティーズというコンビで日本中を湧かせたが、能力の代償に精神をすり減らし、コンビも解散。以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送っていた。

一方の宮迫が演じるのは、その仙石の相棒で、元相方のマイティ丸山。マイティーズ解散後はピン芸人を続けるも、鳴かず飛ばず。再会した仙石を口八丁、手八丁であおり外の世界へと引きずり出すものの、一見、風変りで理解できない仙石の行動にヤキモキし、振り回され、ケンカもしばしば。とはいえ、なんだかんだで仙石のことが気になり、放っておけないという役柄だ。

劇中では、そんな2人が“新たなコンビ”として、2人にしかできない捜査で様々な事件解決に挑む姿が描かれていく。

本作への出演に野村は「僕は狂言師なので、どうしても腹から声を出してしまいます。今回は現代劇ですし、そんなに大きな声を出さないでと監督に言われていますので、なるべく自然に喋ることを心がけています」とコメント。宮迫との共演については「宮迫さんとのコンビですが僕も漫才師になったような不思議な気分です(笑)。狂言もセリフ術ですが、今回セリフの応酬で魅せる部分もあるこの作品の中で話芸を培われた宮迫さんと一緒にやると非常にテンポ感が出ます。判り易く言えば楽しいキャッチボール。お互いが楽しんでいて、それを人が見て楽しい。そんなコンビネーションになっていると思います」と話す。

一方、宮迫も「本来、映像のお仕事に限らず、ある程度の緊張を持って仕事に臨むんですけど、今回は芸人ということもあって今の所、ほぼフラットです(笑)」と本作出演について語ると、野村との共演については「萬斎さんとお仕事させてもらうのは初めてなんですけど、とにかく初対面の感じがしなかった。不思議と、何の違和感もなくリズムよくできたんです。ただ我々も喋る仕事ですが、発声のレベルが全然違う。(萬斎さんの)役柄的には(発声を)抑えないといけないので、監督さんから注意されることもあるんですが、その時の発声が全てこっちのお腹に響いてくるから、すげ〜なと!(笑)。あのお腹に響く発声はどうやってるんだろう? などと思いながら、ご一緒しています」と話している。

『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は7月15日にクランクインしており、8月末にクランクアップ予定。2016年GWに全国公開予定だ。

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