2014年ハリウッド10大ニュース(後編)/ベッカムにピアース・ブロスナン、スターの二世が続々モデルデビュー!

サンローランの広告モデルをつとめたピアース・ブロスナンの長男ディラン/サンローラン公式オンラインストアHPより
サンローランの広告モデルをつとめたピアース・ブロスナンの長男ディラン/サンローラン公式オンラインストアHPより

(…前編から続く)今年もハリウッドからは様々なニュースが届いた。そんななかから、2014年を象徴するような10大ニュースをピックアップ!

2014年ハリウッド10大ニュース(前編)

●ロビン・ウィリアムズの自殺

俳優の仕事には正解がなく、最終的には自分と徹底的に向き合うことになる。果てしなく続くその闘いに疲れ果ててしまい悲しい最期を遂げたのはロビン・ウィリアムズだ。8月11日(現地時間)にサンフランシスコの自宅で首を吊って自殺を図った。『グッド・ウィル・ハンティング』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたロビンだが、数年前からうつ病に苦しんでいたこと、さらに初期のパーキンソン病であったことが死の数日後に夫人によって明かされた。70年代に出演したテレビシリーズ『Mork & Mindi(原題)』以来、国民的人気者だったロビンの突然の死は多くの人々に衝撃を与え、オバマ大統領も「彼は私たちを笑わせ、泣かせました。計り知れない才能を、最も必要とする人々たちに惜しげなく与えたのです」と追悼コメントを発表した。

●フィリップ・シーモア・ホフマンの死

2月のフィリップ・シーモア・ホフマンの急逝も、アメリカの映画界および演劇界に大きなショックを与えた。『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優は2月2日(現地時間)、ニューヨークの自宅アパートで腕に注射器が刺さった状態で亡くなっているのを発見された。46歳の若さで、薬物過剰摂取が原因で命を落としたのだ。若い頃に依存したアルコールやドラッグは22歳で断ったが、昨年に処方薬に手を出してリハビリ治療を受けたものの、そのまま深みにはまってヘロインに手を出すようになってしまった。亡くなった自宅からは大量のヘロインが見つかっている。恰幅のいい特徴のある体格で、威圧的な悪人から心優しい弱者まで巧みに演じ続けた。インタビューでは演じることの苦しさを隠さず語っていたが、仕事にのめり込んで苦悩を募らせた結果がこの最期だとしたら、あまりにも悲しい。

●キアヌ・リーヴス宅に侵入者

ストーカー騒動もいくつもあるが、ひやっとさせられたのは9月に起きたロサンゼルスのキアヌ・リーヴス宅への女性ファン侵入事件。それも1度ならず2度も発生した。1度目はなんとキアヌ自身が発見者。明け方近く、書斎で物音がしたので確かめに行ったキアヌがデスクの椅子に座っていた女性を発見、通報した警察が到着するまで彼女と会話しながら対応し、ことなきを得た。次はキアヌの外出時のこと。ハリウッド・ヒルズにあるキアヌ宅のプールで別の女性が全裸で泳いでいたのを清掃員たちが発見、キアヌに確認した後、警察に通報した。女性は2人とも鑑定を受けるために精神科病棟に送られた。キアヌ本人はその後のインタビューで「終わりよければすべてよし」と鷹揚に語っているが、自宅警備の強化は行ったようだ。

●ジャスティン・ビーバーのお騒がせ

SNSの流行で、一層プライベートがあらわになるセレブのなかでも群を抜いたお騒がせぶりで世間を賑わわせているのがジャスティン・ビーバーだ。1月にはカリフォルニア州の自宅付近で隣人宅に生卵を投げつけ、さらに免許の期限が切れたうえに飲酒運転が発覚してマイアミで逮捕されるなど騒ぎを起こし、4月には海外からロサンゼルス空港に戻って来たところで入国の際に足止めを食らってしまった(ジャスティンはカナダ国籍)。
破局と仲直りを繰り返すセレーナ・ゴメスとの関係も周囲を巻き込む大騒動に発展。夏にバカンスで訪れていたスペインのイビサ島で、オーランド・ブルームと喧嘩騒ぎを起こした。実は今春、オーランドとセレーナの密会現場が目撃されたが、これがジャスティンとの破局と前後する時期だった。一方、ジャスティンはジャスティンで、数年前に当時ブルーム夫人だったミランダ・カーと不倫のうわさがあった。もともと因縁深い2人が偶然同じレストランに居合わせたところ、ジャスティンがオーランドに向かって、ミランダの名前を出して失礼な発言をして挑発、オーランドが思わずつかみかかったというのが事の次第。幸い誰もケガすることなく済んだが、ジャスティンはその後もインスタグラムでオーランドをからかったり、パーティに入場させないようにしたり、子どもじみた仕返しを繰り返して世間を呆れさせた。

●スターの二世たちは「モデルからキャリア・スタート」が流行?

今年は多くのスターの二世たちが、親と同じくスポットライトを浴びる仕事に就くのが目立った。それもなぜかモデルからスタート。デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム家は次男・ロメオに続いて長男・ブルックリンもモデル・デビュー。父親と同じくサッカー選手を目指してクラブのユース・チームに所属していたが、わが子たちの露出に積極的な両親の影響もあってか、恵まれた容姿を活かす道に方向転換か? 2歳上のクロエ・グレース・モレッツとデートするなど、もういっぱしのヤング・セレブに成長した。
もう1人、大注目なのはピアース・ブロスナンの長男で17歳のディラン。父親よりも線の細い美少年タイプの顔立ちに190センチ近い長身。今秋、サンローランの広告モデルに起用されたが、デザイナーのエディ・スリマンはピアースの息子と知らずにディランをスカウトしたというから、親の七光りとは無縁の美しさは折り紙付き。ちなみに同広告で共演しているのはヴァル・キルマーの息子・ジャックだ。ほかにもジュード・ロウの息子、ラファティ・ロウなど、今年の男性モデルのトレンドはセレブ二世だったようだ。

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