【今週公開の特選5本】女子向けが多数。『近キョリ恋愛』『イフ・アイ・ステイ』で日米の女子高生マインドに迫る

『近キョリ恋愛』
(C)「近キョリ恋愛」製作委員会 (C) みきもと凜/講談社
『近キョリ恋愛』
(C)「近キョリ恋愛」製作委員会 (C) みきもと凜/講談社

今週は、特に女子向けの映画が多数公開。『近キョリ恋愛』『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』でヒロインの気持ちに近づいてみよう。『ぶどうのなみだ』にも、心癒されます。

『近キョリ恋愛』10月11日公開
〈ツンデレ山Pの壁ドンにキュンキュンしたい女子に〉
人気少女マンガの実写映画化で、山下智久扮するツンデレ教師と小松菜奈が演じるクールな女子高生のラブストーリー。教壇の机にかくれてキス、壁ドンなど山Pファンはキュン死寸前!?『渇き。』とは真逆の純真女子高生役をキュートに、原作イメージそのままに演じた小松菜奈の才能には脱帽。

『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』10月11日公開
〈感動したい人に。生きている実感がほしい人に〉
世界的ベストセラー小説『ミアの選択』の映画化。交通事故で一度に家族を失い自らも昏睡状態に陥った17歳の女子高生が幽体離脱を体験し、生か死か、自分自身で選ぶことを迫られる。チェロ奏者への夢、初恋……美しい思い出が辛く悲しい現在と交錯して描かれ、見る者の涙を誘う。主演クロエ・グレース・モレッツの自然体の演技が素晴らしい。恋愛、家族愛、人との繋がり、そして生きることの意味を考えさせられる、普遍的な命と愛の物語。

『ぶどうのなみだ』10月11日公開
〈実りの秋に、心満たされたい人に〉
『しあわせのパン』に続く三島有紀子監督×大泉洋主演の再タッグで、北海道の大自然を舞台に描く人間ドラマ。空知地方のぶどう畑で理想のワイン作りに励む主人公と弟の前に、不思議な魅力を持つ女性が現れ、兄弟の日常が変化していく。共演は染谷将太、シンガーソングライターの安藤裕子。地元産の農作物を使った料理が、物語を彩る。

『荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて』10月10日公開
〈『テッド』を熱愛する人に〉
『テッド』のセス・マクファーレン監督自ら主演する西部劇コメディ。銃も撃ったことのないサエない羊飼いのトホホすぎる日々が、ミステリアスな美女との出会いで一変。恋あり、大悪党からの襲撃ありの日々を、西部開拓魂を皮肉って監督らしく面白おかしく描く。シャーリーズ・セロン、リーアム・ニーソン共演。

『ニンフォマニアック Vol.1』10月11日公開
〈極めつけのセクシャリティをのぞいてみたい人に〉
鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、性欲に溺れた女性の半生を描く衝撃作。2部作連続公開で、『Vol.1』はステイシー・マーティン、『Vol.2』ではシャルロット・ゲンズブールが色情狂を自認するヒロインを体を張って演じる。監督、十八番の過激シーンは賛否両論!(『Vol.2』は11月1日より公開)

(文:丸山けいこ/映画ライター)

【関連記事】
大泉洋が監督のこだわりに応えイケメンを追求!? 自己ベストは出せた!
山下智久が初の純愛映画主演で「人を好きになるってこういうこと!」とアピール
[動画]『ニンフォマニアック』予告編
[動画]『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』予告編
[動画]『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』予告編

INTERVIEW