『ポテチ』仙台舞台挨拶で、濱田岳や中村義洋監督らが地元の応援に感謝!

左から木村文乃、濱田岳、中村義洋監督
左から木村文乃、濱田岳、中村義洋監督

『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』などを生み出してきた伊坂幸太郎原作×中村義洋監督コンビによる最新作『ポテチ』。オール仙台ロケで撮影されたこの映画が4月7日に仙台で先行公開初日を迎え、5劇場で行われた舞台挨拶に主演の濱田岳と共演の木村文乃、中村義洋監督が登壇した。

[動画]『ポテチ』予告編

刊行当初から映像化の構想のあったという本作が、映画化へと動きだすきっかけとなったのが、昨年3月11日に起こった東日本大震災。仙台を含む東北地方が被災地となるなか、伊坂×中村コンビで「これまでと変わらず、もう1度仙台で映画を」との思いから実現した本作は、その趣旨に賛同したスタッフ、キャスト、そして仙台市民の思いに支えられ、企画立ち上げから異例の早さとなる昨年8月末にクランクイン。『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』に続く3度目のオール仙台ロケとなった。

わずか8日間という濃密な撮影を支えたのは、「サポートメンバー」と呼ばれる地元のボランティアスタッフと大勢の市民エキストラ。延べ1000人余りとなる彼らについて、中村監督をはじめキャストらは「その存在なくしてはこの撮影は不可能だった」とコメント。また木村はクライマックスの野球場のシーンの撮影中に余震があったことに触れ、「エキストラの方たちが落ち着いて励ましあうことで撮影が無事に進められました。そういう部分も映画から伝われば嬉しい。仙台はどこにいても人の温かさを感じます」と振り返っていた。

仙台で初日を迎えたことについて濱田は「『アヒルと鴨のコインロッカー』の撮影で初めて来て以来、仙台には何度来たかわからないけど、何度来ても楽しいし、嬉しい。いろいろなことがあったけど、僕らにできることは楽しい映画を作ることしかないと思った」と語り、中村監督は「『アヒルと鴨のコインロッカー』のときは初日舞台挨拶をしても、なかなか満席にならなかった。今回はどの劇場も満席でとにかく嬉しい」と喜びを口にしていた。

『ポテチ』は宮城県内7劇場で先行公開中。5月12日より全国公開となる。

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『ポテチ』作品紹介

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