様々なトラブルを乗り越えて宇宙を旅し、太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星の破片を地球に送り届けてくれた小惑星探査機はやぶさ。その7年間、60億kmに及ぶ道程を主軸にした映画を、ハリウッドメジャーの20世紀フォックスが映画化することととなった。
監督は『20世紀少年』シリーズの堤幸彦。主演は竹内結子で、宇宙科学研究所（現・JAXA／宇宙航空研究開発機構）のスタッフを演じる。また、主人公を研究兼広報スタッフとしてスカウトする上司役を、西田敏行が演じる。
今回の出演について竹内は「7年越しのはやぶさの帰還が、多くの人に感動をもたらしたように、この作品も今の日本の夢や希望となれたら嬉しい」とコメント。西田も「震災と原発事故による日本のマイナスイメージが広まっていますが、この映画で改めて“はやぶさ”の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と語った。
撮影は4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップ予定。JAXAの全面協力の下、はやぶさが持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリア・ウーメラ砂漠などでのロケも行うという。
『はやぶさ／HAYABUSA』は2011年10月1日に公開される予定。
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