クロエ・グレース・モレッツ

『キック・アス』の天才少女が「200歳」になった体験を語る!?

 

『モールス』クロエ・グレース・モレッツ インタビュー

クロエ・グレース・モレッツ

 

私はまだ14 歳で、恋に落ちたことがないから(笑)

  • 『キック・アス』のヒット・ガール役を痛快に演じ、一躍世界の注目を集めた天才少女クロエ・グレース・モレッツ。日本でもヒットしたスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』をもとにしたハリウッド版『モールス』(2011年8月5日より公開)に彼女が主演した。

    『モールス』は雪に閉ざされた町を舞台に描く、切なくも美しいサスペンスホラーで、モレッツは孤独な少年オーウェンと心通わせるミステリアスな少女アビーを演じる。哀しくて恐ろしい秘密を抱えた難役に挑んだ彼女が、役柄や作品について語った。

    ・[動画]『モールス』予告編

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  • ──『キック・アス』公開時に来日されましたが、その時の日本の印象は?
  • モレッツ:みんな素晴らしくて、今までに会ったことがないくらいいい人たちばかりだったわ。東京も、言葉で言い尽くせないくらいとってもきれいな街。食べ物も美味しいし、原宿にいる女の子たちもみんなスタイリッシュだったわ!
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  • ──今回の脚本、もしくは原作を読まれて、演じるアビーについてどのように感じましたか?
  • モレッツ:撮影前には原作を読まなかったし、オリジナルの『ぼくのエリ〜』も見なかったの。私なりの役の解釈をしたかったから影響を受けたくなくて。脚本を読んで、アビーはとても複雑な役だと感じたわ。本当は年を取っているんだけど、外見は年若い女の子なの。悲しげで、でもそれと同時にパズルとか小さなことに喜びを見出したりして、200歳なのに心は少女のまま。そして、許されていないのに恋もしてしまう、あらゆる要素を持ち合わせた役柄だと思うわ。オリジナルの『ぼくのエリ〜』は撮影後に見たの。とても素晴らしくて、美しい映画だったわ。
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  • ──撮影中に苦労したことがあれば教えて下さい。
  • モレッツ:やっぱりアビーの役作りが難しかった。年を取っているのに幼い少女のままで大人としての世界観は持っていなくて、イノセントな部分と邪悪な部分を持ち合わせてる……そんな少女だから。それと、恋愛感情の表現も難しかったかな。私自身まだ14 歳だし、恋に落ちたことがないから(笑)。
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  • ──アビーは悲しい運命を背負っている少女ですが、もし同じような運命を背負ってしまったらどうしますか?
  • モレッツ:アビーはそうした運命のために苦しんでいるんでしょうね。でも、悲しいばかりじゃなく、幸せなときもあるわ。出会った少年オーウェンと一緒にゲームセンターに行くところなんて幸せそうだもの。彼女はきっと人間であることが恋しくて愛しいと思っているんじゃないかしら。とくに、誰かを愛したり、呼吸しながら生きていくこと、そして死んでいくことをね。だからアビーは、悲しさと幸せな部分と両方を持っていると思うの。私自身もそんなアビーに共通点を感じるわ。口では上手く言い表せないけど、彼女が私自身の一部だと感じるの。
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  • ──『Hugo Cabret(原題)』や『Dark Shadows(原題)』『Kick-Ass 2(原題)』など大作への出演も続々と予定されていますが、今後、挑戦したい役柄などはありますか?
  • モレッツ:いつも全く違う役を演じていきたいと思っているの。出演作によって全然違う役を。『Hugo Cabret』で演じるは、とても幼い少女の役よ。フランス人で、いつも物思いにふけっていて頭が良くて本ばかり読んでいる女の子。1930年代の設定の作品だし、ほかとはまた違う役柄だわ。『Dark Shadows』のほうは苦しい思いをしている女の子の役で、70 年代のヒッピーで影の部分もあるから面白いわ。これまで演じてきた役はみんなどれも違うの。もちろん、これからもいろいろな役に挑戦していきたいわ!
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  • ──これから作品を観る観客にメッセージをお願いします。
  • モレッツ:これは、私が演じるアビーという女の子に出会う男の子の話です。恋に落ちて、彼は彼女の恐ろしい秘密を知ってしまい、そこから彼らがどうしていくのか……最後に衝撃があるストーリーです。是非、映画『モールス』を見てください!
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  • (2011/8/5)
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深田恭子"クロエ・グレース・モレッツ
1997年2月10日生まれ。ジョージア州アトランタ出身。5歳のときにデビューし、6歳でテレビシリーズ『堕ちた弁護士〜ニック・フォーリン〜』(01〜04)に出演。『悪魔の棲む家』(06)で注目を浴び、『キック・アス』(10)のヒロイン、ヒット・ガール役でブレイク。動画マーク

深田恭子


『モールス』場面写真
 『モールス』
2011年8月5日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国公開
(C) 2010 Hammer Let Me In Production.LLC

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