レオナルド・ディカプリオ主演作が最多7ノミネート アクターズ賞、外国語映画ゼロに批判噴出

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Varietyより
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VarietyやDeadlineも指摘「アメリカ・ファースト」な選考

今年からアクターズ賞と名称が変更された旧・映画俳優組合(SAG)賞のノミネーションが7日(現地時間)に発表され、レオナルド・ディカプリオ主演の『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最多7ノミネーションとなった。

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同作は作品賞に相当するキャスト賞、ディカプリオ(主演男優賞)、チェイス・インフィニティ(主演女優賞)、ベニシオ・デル・トロ(助演男優賞)、ショーン・ペン(助演男優賞)、テヤナ・テイラー(助演女優賞)、スタント・アンサンブル賞、と全6部門で7つのノミネーションを獲得、次いでマイケル・B・ジョーダン主演の『罪人たち』が5ノミネーションで続いた。

大きな驚きと厳しい批判を呼んだのが、非英語圏の海外作品が一切ノミネートされなかった点だ。さらに、シンシア・エリヴォ(『ウィキッド 永遠の約束』)など本命視されていたアメリカ国内の俳優たちも選ばれなかったことに、SAG-AFTRAの投票基準の偏りを指摘する声が相次いでいる。

今年のノミネーションで最も衝撃的だったのは、外国語映画の完全排除だ。ノルウェー映画『センチメンタル・ヴァリュー』(レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、エル・ファニングらが出演)や、ワグネル・モウラがカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したブラジル・フランス・オランダ・ドイツ合作の『The Secret Agent(英題)』、イ・ビョンホン主演の韓国映画『しあわせな選択』、イランのジャファル・パナヒ監督の『It Was Just an Accident(英題)』など今期の映画賞レースで評価の高い海外作品が完全に選外となったことが大きな物議を醸している。

アメリカの業界誌「Variety」はこれを「おそらく全ての落選の中で最も衝撃的」と評し、「Hollywood Reporter」誌も、ノミネーションを選定するのが俳優中心であるにもかかわらず、国際的な作品を完全に無視した点に驚きを示し、アカデミー賞の投票者の構成が国際的であることとの違いを指摘した。 映画サイト「Deadline」は「SAGのアメリカ・ファースト・リスト」と皮肉を込めて報じた。

過去にはポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』や昨年の『エミリア・ペレス』のような例外はあったが、概して非英語映画には狭き門である姿勢は、今季のように海外作品に良作が揃う年では特に目立つ。

さらにアメリカ国内の有力候補の落選も話題だ。最たる例は、シンシア・エリヴォ(『ウィキッド 永遠の約束』)が主演女優賞にノミネートされなかったこと。エリヴォはゴールデングローブとクリティックス・チョイスでノミネートされていた。一方、共演のアリアナ・グランデが助演部門でノミネートされた。ほかにアダム・サンドラー(『ジェイ・ケリー』)、ドウェイン・ジョンソン(『スマッシング・マシーン』)、ジョージ・クルーニー(『ジェイ・ケリー』)といった有力視された俳優たちも候補に含まれていない。

一方、予想外サプライズと見なされたのは5部門にノミネートされたライアン・クーグラー監督の『罪人たち』だ。マイケル・B・ジョーダン(主演男優賞)は順当だが、本作で映画デビューしたマイルズ・キャトンの助演男優賞、『スーパーマン』など強豪を抑えてのスタント・アンサンブル賞ノミネートには意外という反応がある。ほかにはクリティックス・チョイス賞では無視されたジェシー・プレモンス(『ブゴニア』)の主演男優賞候補入り、ティモシー・シャラメ主演の『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』からはオデッサ・アザイオンがグウィネス・パルトロウを抑えて助演女優賞候補になったことが注目された。

受賞結果は31日(現地時間)に発表、Netflixでライブ配信を予定している。

⚫︎映画部門

<キャスト賞>

『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』

<主演男優賞>

ティモシー・シャラメ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
レオナルド・ディカプリオ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
イーサン・ホーク『Blue Moon(原題)』
マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』
ジェシー・プレモンス『ブゴニア』

<主演女優賞>

ジェシー・バックリー『ハムネット』
ローズ・バーン『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』
ケイト・ハドソン『Song Sung Blue(原題)』
チェイス・インフィニティ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
エマ・ストーン『ブゴニア』

<助演男優賞>

マイルズ・キャトン『罪人たち』
ベニシオ・デル・トロ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
ジェイコブ・エロルディ『フランケンシュタイン』
ポール・メスカル『ハムネット』
ショーン・ペン『ワン・バトル・アフター・アナザー』

<助演女優賞>

オデッサ・アザイオン『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
アリアナ・グランデ『ウィキッド 永遠の約束』
エイミー・マディガン『WEAPONS/ウェポンズ』
ウンミ・モサク『罪人たち』
テヤナ・テイラー『ワン・バトル・アフター・アナザー』

<スタント・アンサンブル賞>

『F1』
『フランケンシュタイン』
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』

⚫︎テレビ部門

<アンサンブル賞(ドラマシリーズ)>

『ザ・ディプロマット』
『ランドマン』
『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』
『セヴェランス』
『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』

<男優賞(ドラマシリーズ)>

スターリング・K・ブラウン『パラダイス』
ビリー・クラダップ『ザ・モーニングショー』
ウォルトン・ゴギンズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』
ゲイリー・オールドマン『窓際のスパイ』
ノア・ワイリー『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』

<女優賞(ドラマシリーズ)>

ブリット・ロウワー『セヴェランス』
パーカー・ポージー『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』
ケリー・ラッセル 『ザ・ディプロマット』
レイ・シーホーン『プルリブス』
エイミー・ルー・ウッド『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』

<アンサンブル賞(コメディシリーズ)>

『アボット エレメンタリー』
『一流シェフのファミリーレストラン』
『Hacks(原題)』
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『ザ・スタジオ』

<男優賞(コメディシリーズ)>

アイク・バリンホルツ『ザ・スタジオ』
アダム・ブロディ『こんなのみんなイヤ!』
テッド・ダンソン『グランパは新米スパイ』
セス・ローゲン『ザ・スタジオ』
マーティン・ショート『マーダーズ・イン・ビルディング』

<女優賞(コメディシリーズ)>

キャスリン・ハーン『ザ・スタジオ』
キャサリン・オハラ『ザ・スタジオ』
ジェナ・オルテガ『ウェンズデー』
ジーン・スマート『Hacks(原題)』
クリステン・ウィグ『パーム・ロワイヤル』

<男優賞(テレビ映画&リミテッドシリーズ)>

ジェイソン・ベイトマン『ブラック・ラビット』
オーウェン・クーパー『アドレセンス』
スティーブン・グレアム『アドレセンス』
チャーリー・ハナム『モンスター:エド・ゲインの物語』
マシュー・リース『BEAST -私のなかの獣-』

<女優賞(テレビ映画&リミテッドシリーズ)>

クレア・デーンズ『BEAST -私のなかの獣-』
エリン・ドハティ『アドレセンス』
サラ・スヌーク『全部、彼女のせい』
クリスティーン・トレマルコ『アドレセンス』
ミシェル・ウィリアムズ『人生の最期にシたいコト』

<スタント・アンサンブル賞(ドラマ、コメディ)>

『キャシアン・アンドー』
『ランドマン』
『THE LAST OF US』
『イカゲーム』
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』

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