二宮和也主演『8番出口』が興収50億円突破! 世界を席巻する“異変”ブーム続く

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『8番出口』
(C)2025 映画「8番出口」製作委員会

主演・二宮の感謝コメントと88秒の特別映像も公開

二宮和也を主演に迎え、世界的大ヒット・ゲームを実写映画化した『8番出口』が、観客動員数357万人、興行収入50億円を突破した。これを記念して二宮のコメントと、物語の核心に迫る88秒の特別映像が解禁された。

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本作は、2023年にインディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATEによってたったひとりで制作され、累計販売本数190万本超の世界的大ヒットを記録したゲームの映画化。主演に二宮和也、共演に河内大和と小松菜奈を迎え、初監督作『百花』(22年)で第70回サン・セバスティアン国際映画祭で日本人初の最優秀監督賞を受賞した川村元気が監督・脚本を手がける。

今年5月には、第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション〈ミッドナイト・スクリーニング部門〉に正式招待され、2300人の観客を前に世界初上映を実施。上映後には「8分間のスタンディングオベーション」が起こるなど、大きな反響を呼んだ。

その後も、第50回トロント国際映画祭〈センターピース部門〉で北米プレミアを迎え、現地で拍手喝采を浴びたほか、『パラサイト 半地下の家族』(19年)『アノーラ』(24年)など、近年のアカデミー賞受賞作を手がけたNEON社による北米配給も決定した。

さらに、9月18日に開催された第30回釜山国際映画祭〈ミッドナイト・パッション部門〉にも正式招待され、深夜の上映にもかかわらず熱狂的な観客が詰めかけた。翌日には、二宮が韓国を代表する俳優陣が出演してきた人気プログラム「Actors’ House(アクターズ ハウス)」に日本人俳優として初登壇し、大きな注目を集めた。

その勢いは留まることを知らず、10月に開催された第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭〈コンペティション部門〉では、中田ヤスタカと網守将平の両氏が最優秀音楽賞を受賞した。

そしてこのたび、10月29日までの公開から62日間で、観客動員数は357万人、興行収入は50億円を突破した。日本での“異変級”ヒットに続き、10月22日に公開された韓国では、初日動員数3万1969人を記録し、2025年公開の日本実写映画として初日観客動員数第1位(出典:KOREAN FILM COUNCIL)を達成。その後わずか7日間で21万人を動員する記録的な大ヒットとなっている。日本映画の枠を超え、観客を熱狂の渦に巻き込んだ“異変”現象が、いま世界を席巻している。

そんな異変級ヒットを受けて主演・二宮からもコメントが到着。「この度は皆様のおかげで50億を突破することが叶いました。本当にありがとうございます!」と感謝を述べるとともに、「原作ファンの方々も最初はどうなることやらと不安だったと思います。我々もそうでした(笑)。ですがどうしたら見てくれる方々に楽しんで頂けるか? 我々の伝えたいことが共有できるか? 本当に色んなことを考えて形になり、皆様に育てて頂いた最高の作品になりました。ぜひこれからも愛していただけますと嬉しいです」と喜びを明かした。

さらに、映画本編から物語の核心に迫る88秒の特別映像が初解禁された。映像は、二宮和也演じる〈迷う男〉が、無限に続く地下通路でひとりの少年と出会う場面から始まる。少年が「異変じゃ、ない?」と怪訝な表情を浮かべる中、「迷ってる?」「ひとり?」「誰かといるの?」と問いかける。

その問いを残して少年が走り去ると、河内大和演じる〈歩く男〉が姿を現す。彼の姿を見た〈迷う男〉が「あれはもう、人間じゃない」と言い放つまで、わずか88秒。映像の最後には「この先の衝撃の展開は劇場にて!」という文字が映し出され、地下通路をさまよう彼らに“何か”が起こることを予感させる内容となっている。ベールに包まれた映像の続きは、ぜひ劇場で確かめてほしい。

『8番出口』は現在公開中。