「裏切られた」ニコール・キッドマン 19年連れ添った夫と離婚へ

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「People」より
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「コカイン条項」で知られた結婚に終止符

ニコール・キッドマンが19年間連れ添った夫のキース・アーバンとの離婚を申請した。

・性のゲームに溺れる女性CEO役をニコール・キッドマンがタブーなき熱演!

キッドマンは9月30日(現地時間)、テネシー州デイビッドソン郡の裁判所に「埋めがたい相違点」を理由に離婚を申請した。夫妻は夏頃から別居の噂が流れていた。

ハリウッド映画とカントリーミュージックのスター・カップルは2006年6月にオーストラリアのシドニーで挙式し、2人の娘をもうけ、長年おしどり夫婦として知られてきただけに、衝撃が広がっている。

夫妻がそろって公の場に姿を見せたのは今年6月、ナッシュビルのGEODISパークで行われた2025 FIFAクラブワールドカップのロサンゼルスFC対エスペランス・ド・トゥニス戦。だが、観戦中の2人は視線を交わすことも少なく、どこかよそよそしい雰囲気だったという。

事情を知る人物によると、アーバンはナッシュヴィルに購入した新居に移住をしたが、キッドマンは関係の修復を望んでいたという。ゴシップサイト「TMZ」は「彼女は離婚を望んでいなかった」と報じている。

 

大物スター同士の離婚で注目が集まるのは、2人が交わした婚前契約だ。この契約書には、夫妻の過去を反映した独特の条項が含まれている。アーバンの薬物・アルコール依存を考慮した「コカイン条項」というものがあり、はアーバンが結婚期間中、薬物とアルコールを断つ状態を保てば、毎年60万ドルの報酬をキッドマンから受け取るという内容だ。実行していれば19年間の結婚で総額1,140万ドルに上ることになる。

契約は、結婚直後の2006年10月にリハビリ施設に入所したアーバンの依存症克服を促す目的で設けられ、彼は以後クリーンな状態を維持しているという。アーバンはこれまでのインタビューなどで、キッドマンによって人生が救われたと繰り返し語っていた。

離婚申請書では、夫妻は配偶者扶養料と娘2人の養育費の放棄を合意し、各々が自身の資産を保持することを明記している。キッドマンの純資産は約3億7,500万ドル、アーバンは約1億1,400万ドルと推定され、夫妻がオーストラリアのシドニー、アメリカのナッシュヴィルやニューヨークに所有する不動産(総額約2億8,200万ドル)も分割の対象となるが、婚前契約により大半が保護される見込みだ。

2人の娘で17歳のサンデー・ローズ14歳のフェイス・マーガレットは、今後は年間306日をキッドマンと暮らし、残りの59日をアーバンと過ごすスケジュールが組まれている。

アーバンにはすでに他の女性との関係も噂されており、アメリカの週刊誌「People」によると、キッドマンは「ひどく裏切られた」感情を抱いているとされ、現在は妹のアントニアがキッドマンの拠点であるナッシュヴィルを訪れて精神的なサポートをしているという。