SixTONES松村北斗がたたずむ姿に胸が詰まる…映画『秒速5センチメートル』にこの秋注目

#SixTONES#松村北斗#高畑充希

(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

『君の名は。』(16年)をはじめ、記録的な大ヒットを生み出し続ける新海誠監督。その初期作品『秒速5センチメートル』(07年)の実写化が話題となっているが、このたびその一端を知ることができる場面写真が解禁された。

・SixTONES松村北斗、映画初の単独主演!新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』が実写映画化決定

初の単独主演・松村北斗meets新海ワールド

・『秒速5センチメートル』場面写真をもっと見る

1991年、春。東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。

しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。離れてからも、文通を重ねる二人。相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。

中学一年の冬。吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。

「2009年3月26日、またここで会おう」

時は流れ、2008年。東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。

明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。

18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。

映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、センチメンタリズムが凝縮された新海誠作品の原点とも言うべき『秒速5センチメートル』。

新海アニメとしては初の実写化となる本作は、主人公・遠野貴樹を、本作が初の単独主演映画となる松村北斗、ヒロイン・篠原明里を高畑充希が演じることで話題となっている。

さらには明里の幼少期を白山乃愛、高校時代の貴樹を青木柚、貴樹に想いを寄せる高校の同級生・澄田花苗を森七菜、花苗の姉で貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥を宮﨑あおいが演じるほか、社会人時代の貴樹の同僚・水野理紗役には木竜麻生、科学館の館長・小川龍一役に吉岡秀隆と豪華キャストが勢ぞろい。

メガホンをとるのは、映像監督・写真家として、これまで「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを担当した奥山由之。本作が初の大型長編商業映画監督作となる。

今回解禁されたのは、作品の世界観がかいま見られる場面写真。

どこかいつも遠くを見つめている明里の姿や、桜が舞い散る中で踏切の前にたたずむ貴樹の姿。

そして、満開の桜の前でシャボン玉を吹く幼い二人の思い出のシーン、凍える冬の栃木・岩舟駅での二人の再会のシーン、種子島でロケットの打ち上げを見上げる花苗と貴樹、サーフィンをする花苗の姿など、原作アニメーションで印象的なシーンも。

さらに、貴樹と科学館の館長・小川が話すシーンや、花苗の姉・美鳥と明里が桜の下で笑顔を見せる、実写版『秒速5センチメートル』オリジナルシーンもあることがわかる。

大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語として、この秋注目の一本だ。

『秒速5センチメートル』は2025年10月10日より全国公開。