リヴァー・フェニックスのエピソードも?インタビューでハリウッド初期の記憶を回顧
ウィノナ・ライダーが、自身のキャリアと人生を振り返るインタビューで、20代の頃に偉大な名優に恋をしていた思い出を語った。
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10代でデビューし、『シザーハンズ』(90年)や『ドラキュラ』(92年)、『17歳のカルテ』(99年)などで1990年代に大活躍したライダーは現在53歳。UK版「ELLE」9月号の表紙を飾ったインタビューで、名優アル・パチーノとの関係について語った。
「アル・パチーノと仕事をしていた時、すっかり彼に恋をしていました。『リチャード三世』のワークショップを一緒にやっていたんです。映画(パチーノ監督によるドキュメンタリー『リチャードを探して』/96年)になるとは知りませんでした。私は本当に彼に惚れ込んでいたんです。彼はコーヒーに夢中で、私をニューヨーク中の変わった場所に連れて行ってくれて、いろんなコーヒーを試させてくれました。私は22歳か、それくらいだった。やがて彼は私を滞在先まで送ってくれて、私は『あなたを愛してる。本当に、すっかりあなたのことを好きになっています』と言いました。すると彼は『ああ、ハニー、駄目だよ』って」とライダーはパチーノのリアクションを再現してみせた。
「それから10年くらい経って、私は彼の恋人と会いました。彼女は私より年下だった」というオチがつく。パチーノとの交流は続いていて、「今でも時々彼とポーカーをやります。最高です」と語る。
ライダーはかつてクリストファー・ウォーケンに夢中になっていた時期もあったそう。ウォーケンからスーパーで買ったチキンをもらった時、彼がくれたものだからと、異様に長期間保存していたそうだ。インタビュアーが後日、事実確認をしたところ、「あのウィッシュボーン(鶏の叉骨)はまだ持っていて、ネックレスにしようと思っています」と返信がきたそうだ。
若くしてハリウッドに来た際、優しくしてくれたのは少し年上のローラ・ダーンだった。『ルーカスの初恋メモリー』(86年)で初めてのスクリーンテストを受けたとき、右も左もわからない彼女に、ダーンは話しかけて親切にしてくれたという。
「彼女がいなかったら、私はここにいないと思う」「私は12歳で、何が起きているのか全くわかっていなかった。このことは誰も知らないけれど、彼女は20代まで私を温かく見守ってくれました」。
ちなみにこのオーディション会場には、今は亡きリヴァー・フェニックスも来ていたという。「部屋に入るとき、リヴァー・フェニックスがドアを開けてくれたのを覚えています。『なんていい人なんだ』と思いました。『スタンド・バイ・ミー』(86年)の彼だと分かりました。彼は足を骨折していました」。
40年近く前になるが、ライダーにとっては昨日のことのように鮮烈な記憶なのだろう。
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