西島秀俊主演、夫婦に忍び寄る“破綻”へのカウントダウンを描く極限ヒューマンサスペンス

#Dear Stranger/ディア・ストレンジャー#真利子哲也#西島秀俊

(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.

息⼦の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』。真利子哲也監督、西島秀俊主演、日本・台湾・アメリカの合作となる話題作、そのの一端がかいま見える場面写真が解禁となった。

・アメリカで暮らすアジア人夫婦を襲った息子の誘拐…崩壊していく夫婦が抱える“とある秘密”とは?

NYの大都会に生きる者たちのリアルが凝縮した写真

・『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』場面写真をもっと見る

ニューヨークで暮らす日本人の賢治(西島秀俊)と、台湾系アメリカ人の妻ジェーン(グイ・ルンメイ)は、日常に追われる日々を送っていた。

そんなある日、幼い息子が誘拐される悲劇が訪れる。すると、口に出さずにいたお互いの本音や秘密が露呈し……。

主演は国際的な活躍の場を拡げる西島秀俊。その妻役には、ベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』に出演するなど、人気と実力を兼ね備えた、台湾を代表する国民的女優のグイ・ルンメイ。

そして日本映画界において熱狂的なファンを獲得し、2016年に『ディストラクション・ベイビーズ』でロカルノ国際映画祭の最優秀新進監督賞を受賞するなど、こちらも世界的に評価を得ている映画作家・真利子哲也がメガホンをとる。

本作はNYロケを敢行し、誘拐事件を発端に破綻していく家族を通して、NYという大都会の片隅で生きる上での、見えない人種の壁、孤独、人と人が分かり合うことの困難さなど、全世界に向けて各々の文化圏の人々に届くテーマを描いた1作だ。

今回解禁された場面写真では、強盗団に荒らされた店内や派手に落書きされた車を運転する賢治の姿など、緊張感と隣合わせの、NYの大都会に生きる者たちのリアルが凝縮した写真も多数見受けられる。

そして、NYの路地裏で何かに手を伸ばす夫の賢治の虚ろな表情、楽しいはずの公園で夫を見つめる妻のジェーンの切なげな眼差し、会話もなく目を逸らし合う家族の冷え切った食卓……といった、理想のしあわせな家族像とは裏腹に、どこか歪な空気を漂わせ、すれ違っていく夫婦の切なさが感じられる。

今後の続報を待ちたい。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は2025年9月より全国公開。