草彅剛主演『碁盤斬り』がイタリアの映画祭でグランプリ! 白石和彌監督の初時代劇が世界に響く

#白石和彌#碁盤斬り#草なぎ剛#草彅剛

『碁盤斬り』
(C)2024「碁盤斬り」製作委員会
『碁盤斬り』
『碁盤斬り』
『碁盤斬り』

3月に公開されたフランスでは220スクリーンで上映され、スペインの配給も決定

草彅剛が第48回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞、清原果耶が優秀助演女優賞を受賞した、白石和彌監督初の時代劇『碁盤斬り』が、イタリア・トスカーナ州のモンタルチーノで開催された映画祭RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALにてコンペティション部門に選出され、最優秀長編作品賞を受賞した。

・草彅剛主演×白石和彌監督『碁盤斬り』がフランスで大ヒットスタート! 日本映画として過去にない規模で宣伝も展開

RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALは、2024年に始まった映画祭。国内外の最先端の映画作品が出会う場となることを目指し、映画撮影を促進し、表現と物語を伝える手段として、そして現実を深く理解し分析する手段としての価値を高めること、そして映画を通して平和と連帯のメッセージを発信する手段としての理解を深めることを目標としている。今年の審査員長は映画『シャイン』(96年)でアカデミー主演男優賞をはじめ賞レースを総なめにしたジェフリー・ラッシュが務めた。

■受賞理由

この作品は、江戸時代の侍映画の伝統を忠実に体現しながら、主人公の心の奥底にある感情を探求しています。特に構図、セットデザイン、衣装、そして全体的な演出が丁寧に行われており、真の形式的技巧が発揮されています。細部、テンポ、そして雰囲気に細心の注意を払って制作された、類まれな歴史再現と言えるでしょう。

■白石和彌監督コメント

映画祭の公式SNSで、上映されている様子を見ました。凄く美しい環境で上映してくださりとても感動しました。そして、作品賞をいただけると聞いて、本当に嬉しく思っています。この作品にとっても、映画監督個人としても、 この先映画を作っていく勇気や喜びをいただきました。 本当にありがとうございます。

本作は昨年にイタリアで開催されたヨーロッパ最大のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭」で批評家により選出されるブラック・ドラゴン賞(Black Dragon Audience Award)を受賞、3月に公開されたフランスでは220スクリーンで上映されるなど、海外でも高く評価されている。さらに、スペインの配給も決定した。