『国宝』吉沢亮&横浜流星のキャスティング理由は「顔が…」上海国際映画祭で李相日監督が告白
6月15日までの公開10日間で観客動員数85万人、興行収11.9億円を突破するなど、大ヒット中の映画『国宝』。国内のみならず、世界でも注目される本作が、上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門 カンヌ エクスプレスに出品され、絶賛の嵐を呼んだ。
・吉沢亮×横浜流星共演『国宝』が異例の大ヒット 公開10日で85万人動員&11.9億円突破!
上海国際映画祭で上映され大喝采!
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”──。
6月6日に公開された『国宝』は、吉田修一のベストセラー小説を原作に、吉沢亮と横浜流星のふたりを中心としたドラマが観客の心を捉えている。
5月には、国際映画祭の最高峰ともいえるカンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選出された。
「監督週間」ディレクターのジュリアン・レジは、「『国宝』はとても面白かったし、個人的にも好きです。作家性と商業性が良いバランスで成立する映画は近年とても珍しいです。このような、伝統的な日本映画も、最近では珍しいです。選んだ後に、この映画が日本ですごく大きな規模で劇場公開されるということを聞きました。素晴らしいことだと思います」とコメント。
監督の李相日も「華麗であり、壮絶である歌舞伎俳優の生き様をお披露目する場として、これ以上ない大舞台」として、喜びを噛み締めた。
そんななか、本作はカンヌ国際映画祭で上映された作品のうち、選りすぐりの作品をいち早くアジアで上映する、上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門 カンヌ エクスプレスに選出された。
1300人収容できる大光明電影院に集まった観客に、李相日監督は「ニーハオ」と笑顔で挨拶。
「今回、上海で上映できることは僕にとって特別な想いがあります。『国宝』の映画制作にあたり、学生時代にチェン・カイコー監督の『さらば、わが愛/覇王別姫』(93年)を観た衝撃から、いつかこんな映画を撮ってみたいという想いを持っていた。それが歌舞伎をテーマに映画を撮ってみたいという思いにつながっていました」と秘めた思いを語った。
観客から「涙が出るほど感動しました。吉沢亮さんと横浜流星さんは今までと全然違う表情でした。こんな素敵な演技ができると想像できなかったです。なぜ2人をキャスティングしたのかとても興味があります」と質問に、李監督は「顔が美しいからです(笑)」と質問が飛ぶと、会場の笑いを誘う一幕も。
その後「喜久雄という人間を考えた時に、吉沢亮さんしか思い浮かばなかった。彼の中が見えないというか、いくら想像しても広い空間があいているような感じがしました。横浜流星さんはとても努力家。努力を惜しまない人で、歌舞伎俳優をどこまでも演じられると思いました」と真摯な答えをのこした。
会場は拍手喝采が鳴りやまず、本作が世界に通用する作品であることを改めて証明した映画祭となった。
『国宝』は現在公開中。
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