激しい情愛に溺れる男女と婚約者…3人の秘密の顔を暴き出す『秘顔』の衝撃度

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『秘顔-ひがん-』
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ベテランとルーキーが繰り広げる禁断のトライアングルスリラー

韓国映画初登場No1、19歳未満鑑賞禁止にもかかわらず観客動員数100万人突破の快挙を達成した劇薬サスペンス・スリラー『秘顔-ひがん-』。ソン・スンホン×チョ・ヨジョン×パク・ジヒョンが繰り広げる演技合戦の魅力を、新規場面写真3点とあわせて紹介する。

・恋人の寝室で犯した許されない過ち…次々に秘密が暴かれるエロティックサスペンス

本作は、パク・チャヌク監督『お嬢さん』(16年)以来の韓国発・R18劇薬サスペンス・スリラー。19歳未満鑑賞禁止にもかかわらず観客動員数100万人突破の快挙を達成し、韓国のゴールデン・グローブ賞と呼ばれる第61回百想芸術大賞の最優秀演技賞(チョ・ヨジョン)、 新人演技賞(パク・ジヒョン)にもノミネートされた。

将来有望な指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもある婚約者スヨンの失踪に動揺していた。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。

大雨の夜、ソンジンとミジュは、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ“そこ”で覗いていた──。

『秘顔-ひがん-』

・『秘顔-ひがん-』新規場面写真をもっと見る

本作は、韓国での劇場公開前からキャスティングがぴったりで魅力的と大きな話題を集めた。キム・デウ監督とは『春香秘伝 The Servant』(10年)以来10年ぶりの再タッグとなったソン・スンホン&チョ・ヨジョン、そして新たな秘密兵器として抜擢されたパク・ジヒョンの3人が、従来のイメージとスタイルを覆す大胆な演技に挑み、驚くべきアンサンブルを織りなした。

指揮者のソンジン役は、『エデンの東』『プレーヤー2~彼らの戦争~』『ボイス4~112の奇跡~』『ミス・ワイフ』(15年)などのソン・スンホン。日本にも熱烈なファンを持ち、様々なジャンルの作品で多彩な演技を見せてきたが、本作では結婚を控えながら、心の奥底に隠された欲望をあらわにしてゆく難役を体現。カリスマ的な人間味と洗練された指揮で鮮烈な印象を残した。

ソン・スンホンは本作のトライアングルの構造について、「凄く面白くて、衝撃的でした。でもソンジンは自分とは正反対のキャラクターだったので難しかったですね」と語る。

『秘顔-ひがん-』

チェリストで婚約者のスヨン役は、『パラサイト 半地下の家族』(19年)で全米映画俳優組合賞のアンサンブル賞に輝いたチョ・ヨジョン。実は、ポン・ジュノ監督は、本作の監督であるキム・デウ監督作『情愛中毒』(14年)のチョ・ヨジョンの演技を、作品のオファーの参考にしたという。国内外でも評価の高い優れた演技力をもって、暴かれた真実に対峙する女性像を人間味たっぷりに演じた。

失踪したスヨンの代理チェリストとして現れるミジュ役には、『財閥家の末息子 ~Reborn Rich』『財閥 x 刑事』、『コンジアム』(18年)などで人気女優の仲間入りを果たしたパク・ジヒョン。今年はNetflixにてドラマシリーズ『ウンジュンとサンヨン』にキム・ゴウンとメインキャストとして出演することが決定している。他の2人とは違い、キム・デウ監督作への出演は初めて。

パク・ジヒョンは「素晴らしい先輩たちの中に入ることはとても緊張しましたが、現場では本当に優しくしていただき、自分はこんなにも愛してもらえる俳優なんだと感じました」と語る。本作では優雅だが陰のあるチェリスト役に挑戦し、その謎めいた魅力は、ソンジンだけでなく見る者をも誘惑するのだ。

『秘顔-ひがん-』は2025年6月20日より全国公開。