髙橋海人、芳根京子と心と体が入れ替わり…? 15年間戻れないふたりの男女を描く『君の顔では泣けない』映画化決定
プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまった高校生の男女による、15年間の切ない記憶──君嶋彼方による大ヒット小説「君の顔では泣けない」が主演・芳根京子、共演・髙橋海人によって映画化されることが決まった。
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“僕”が生きるこの人生は、本当は“君”の人生だったから……
高校1年生の坂平陸と水村まなみは、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことはふたりだけの秘密にすると決めたが、“坂平陸”としてそつなく生きるまなみとは異なり、陸はうまく“水村まなみ”になりきれず、戸惑ううちに時が流れていく。
もう元には戻れないのだろうか。“自分”として生きることを諦め、新たな人生を歩み出すべきか──。迷いを抱えながらもふたりは、高校卒業と進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れと、人生の転機を経験していく。
しかし入れ替わったまま15年が過ぎた30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる……。
主演には、映画『累ーかさねー』『散り椿』(ともに19年)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、現在放送中のフジテレビ系ドラマ『波うららかに、めおと日和』でも主演を務め、数々の作品で芯のある演技を見せてきた芳根京子。
本作について、「もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました」と語るように、入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じた。
そして、陸と入れ替わってしまう水村まなみ役を、『アキラとあきら』『Dr.コトー診療所』(ともに22年)など注目作に続々出演、ドラマ『だが、情熱はある』(23年)での演技も大きな話題となり、アーティストとしてだけでなく俳優としても進化を続ける髙橋海人が演じる。
「僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました。」と語る通り、心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難しい役どころを、柔らかな眼差しと感情で体現している。
そして、ひと足先に完成した作品を鑑賞したという原作者・君嶋彼方も、「全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました」と素直な気持ちを明かし、「原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません」と太鼓判を押している。
“僕”が生きるこの人生は、本当は“君”の人生だったから、「君の顔では泣けない」。この切ない物語の結末は……。
以下、芳根、髙橋、監督・脚本の坂下雄一郎、プロデューサーの小西啓介、原作者・君嶋のコメント全文。
■芳根京子(坂平 陸役)
水村まなみとして生きてきた15年。
ある日突然始まった、坂平陸としての人生。
どうやったら自分らしく生きていけるのか。
どうすれば、相手らしく生きることができるのか。
どうやって自分を受け入れていくのか。
どうすれば相手を受け入れられるのか。
入れ替わって15年。
大学、仕事、恋愛、出産。
さまざまな経験を経て、30歳になったふたりは、果たして元に戻ることができるのか?
そもそも、戻りたいと思うのか?
もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました。
この物語を、ぜひ映画館で見届けていただけたらうれしいです。
■髙橋海人(水村まなみ役)
入れ替わってから15年。
静かな痛みを、長い間抱えてきたふたり。
未来が見えない怖さとふたりで戦いながら、でも同時に、だからこそ日々の痛みも大切に感じられる。
まなみと陸のあいだに流れる、リアルとファンタジーの狭間みたいな時間を、そんなふうに思い描きながら。僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました。
見てくださる方は、いつの誰に、どんなふうに心を投影するんだろう。みなさんに見ていただけるのが、すごく楽しみです。映画館でご覧いただけるとうれしいです。
ぜひお楽しみください!
■坂下雄一郎(監督・脚本)
(C)岡本英理
初めて原作を読んだ時、15年入れ替わったままという設定に、こんなにもさまざまな解釈が可能で豊かな物語を作れるのか、と発明を発見したかのように驚いたことを覚えています。
そしてこの困難な設定をいかに映像化すればいいのかとても悩みました。
解決してくれたのは芳根さんと髙橋さんでした。
15年入れ替わったままの陸とまなみという人間を、芳根さんは葛藤し、もがき続ける陸というキャラクターを誠実さで、髙橋さんは軽やかさの中に痛みを感じさせる繊細さで演じてくださいました。
間違いなくこの映画の見どころはこのふたりです。ぜひ劇場でご覧ください。
■小西啓介(プロデューサー/ハピネットファントム・スタジオ)
芳根さん、髙橋さんのおふたりについては、過去の出演作をいくつか拝見し、監督とも相談し、このおふたりしかこの役は出来ないと思いオファーさせていただきました。15年の積み重ねを表現するために、入れ替わる前の15年、入れ替わった後の15年、合計30年分の人生を想像しながら、他人の人生を生きている役を演じるという複雑で困難なミッションを見事にクリアしていただきました。あまりにも自然で見落としてしまいそうな細かな動きやしぐさまで陸とまなみという役をただただ生きて頂きました。お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います。
■君嶋彼方(原作者)
映画が好きです。けれどあくまで自分が楽しむもので、その世界に携わることなんてないと思っていました。
それがなんと、自分の書いた小説が映画化。しかも思い入れの強いデビュー作。うれしくないわけがありません。
できあがった作品を見て、喜びは感動に変わりました。監督、スタッフの皆さん、役者の皆さん。全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました。
映画『君の顔では泣けない』、とても面白いです。原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません。ぜひご覧になってみてください。
『君の顔では泣けない』は2025年11月より全国公開予定。
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