ジェレミー・レナーが『ホークアイ』シーズン2への出演を辞退した理由とは?「自分を守らなければならなかった」

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High PerformanceのTikTokより
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“シーズン1のギャラの半額を提示された”ことを告白

ジェレミー・レナーがインタビューで、Disney+のシリーズ『ホークアイ』シーズン2への出演を辞退した理由を語った。

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レナーはポッドキャストのインタビュー番組「High Performance(原題)」に出演、マーベル作品で演じてきた当たり役、ホークアイ=クリント・バートンが主人公となるシリーズの続きが実現しないのは、シーズン1のギャラの半額を提示されたことを理由に挙げた。

「シーズン2への出演を依頼され、半額のギャラを提示されたんだ。僕は『半分のギャラで2倍の仕事をこなし、8ヵ月の時間を費やすことになるのか。実質的に半分のギャラで』と思った」と語った。

シーズン1と同等の労力と時間を要するにもかかわらず報酬が半額に提示されたことについて、2023年に瀕死の重傷を負ったスノーモービルの事故にふれながら、「なんですって? どうして? 私は轢かれて半分のジェレミーになったと思ったんですか? もしかして、だからシーズン1の半分しか払いたくない?と思った」と冗談めかしながらも、提示された条件を「侮辱的」と受け止めたと落胆をにじませた。

レナーは202311日(現地時間)、ネバダ州レイクタホ近郊の自宅付近で甥の車を雪から救出しようとして自身のスノーキャット(約6.5トン)に巻き込まれ、肋骨14か所の骨折、右膝と足首の骨折、左脛骨と足首の骨折、右鎖骨と肩の骨折、頭部裂傷など命に関わる重傷を負った。

複数回の手術、長期のリハビリを経て回復し、現在はParamount+のオリジナルシリーズ『メイヤー・オブ・キングスタウン』主演にも復帰、20254月に出版された回顧録「My Next Breath(原題)」では事故についてや人生観の変化を綴っている。

『ホークアイ』シーズン1は2021年11月から配信され、レナー演じるクリント・バートンが、彼に憧れてヒーローを目指すケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)と出会い、秘めていた過去と向き合いながら新たな事件に巻き込まれていく様を描いている。

「今でもこのキャラクターが大好きなんだ」と語るレナーは将来的な復帰の可能性は否定していない。苦渋の決断について「でも自分を守らなければならなかった」と説明し、「過分なギャラは要求しなかった。ただシーズン1のギャラを払ってほしい。それが実現しなかったのは残念だが、それでいい。そうなったことを喜んでいる。私の身体は、私が今それをやっていないことに繰り返し感謝しているはずだから」と現状を肯定的に捉えているようだ。

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