東野圭吾初アニメ映画『クスノキの番人』にUru主題歌 back numberの楽曲提供はBTS以来の快挙

#クスノキの番人#東野圭吾

(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会

巧みなプロットや深い人間描写で知られ、ミステリーからヒューマンドラマまで幅広いジャンルで読者の心をつかんできた日本最高峰の小説家・東野圭吾の初のアニメーション映画となる『クスノキの番人』。その<主題歌入り>最新予告映像が解禁され、主題歌はUruの新曲「傍らにて月夜」に決定、楽曲はback number楽曲提供による本作書き下ろし作品となることがわかった。

・東野圭吾「私の空想力をはるかに超えた映像作品に」ベストセラー小説「クスノキの番人」がアニメーション映画化決定

back numberの楽曲提供は、BTS以来!

理不尽な解雇により職を失った青年・直井玲斗は、追い詰められた末の過ちで逮捕される。運に身を委ね、将来を思い描くことも、人生の選択を自ら決める意志もなかった。そんな彼に運命を変える出会いが訪れる。

依頼人の指示に従うなら、釈放する――突如現れそう告げる弁護士の条件を呑んだ玲斗の前に現れたのは柳澤千舟。大企業・柳澤グループの発展に大きく貢献してきた人物であり、亡き母の腹違いの姉だという。

「あなたに、命じたいことがあります」それは、月郷神社に佇む<クスノキの番人>になることだった。

戸惑いながらも番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内を訪れる人々と出会う。クスノキに定期的に足を運び続ける男・佐治寿明。その娘で父の行動を不審に思う女子大生・佐治優美。家業の継承に葛藤する青年・大場壮貴、彼らや千舟と関わるうちに、玲斗の世界は、少しずつ色を帯びていく。

——だが、玲斗はまだ知らなかった。クスノキが持つ<本当の力>を。

やがてその謎は、玲斗の人生をも巻き込みながら、彼を思いもよらぬ真実へと導いていく。

主人公・直井玲斗を長編アニメーション映画初主演となる高橋文哉、そして物語のカギを握る玲斗の伯母・柳澤千舟を天海祐希が演じることでも大きな話題を呼んだ本作。

このたび追加キャストとして、父親の秘密を探る佐治優美役・齋藤飛鳥、和菓子老舗メーカーの跡取り息子大場壮貴役・宮世琉弥、家族に秘密でクスノキの祈念に通う佐治寿明役・大沢たかおの出演が発表。

さらには千舟のはとこで、柳澤グループのヤナッツコーポレーション代表取締役、冷徹な振る舞いを見せるが誰よりも会社のことを考えている柳澤将和役に子安武人、将和の弟でヤナッツコーポレーション専務取締役、何かと玲斗を邪魔者扱いする柳澤勝重役に田中美央、クスノキを訪れる大場壮貴の父親で、たくみや本舗会長の大場藤一郎役に神谷明も決定した。

今回、解禁された主題歌入り最新予告映像では、運任せで孤独に生きていた主人公・玲斗が、伯母・千舟と出会い“クスノキの番人”の仕事と出会う人々を通して成長していく様子、そして玲斗に“クスノキの番人”を命じた、本作のカギを握る伯母・千舟の「秘密」が垣間見える。

主題歌は、back number楽曲提供によるUruの新曲「傍らにて月夜」に決定した。作詞・作曲を清水依与吏が手掛け、back numberが編曲を手掛けた全面プロデュース曲。back numberが楽曲提供を行うのは2021年のBTS以来、女性アーティストとしては初となる。

Uruはデビュー以前にback numberのカバーをYouTube 上で発表しており、その動画をきっかけに現在のマネジメントへの所属やメジャーデビューが決定した経緯があり、今回の楽曲は約10年の時を経て実現した特別なものとなっている。

Uruは「クスノキの番人」の主題歌を歌わせていただけることになり、以前から拝読していた東野圭吾先生の作品であるということと、それをback numberさんに楽曲提供していただけるという、二つの喜びで胸が弾けました」とオファーを受けた時を振り返り、「人の感情は文字や言葉では伝えきれない部分がありますが、それをこの作品とこの『傍らにて月夜』を通して改めて受け取った気がします」と、作品へ参加した思いも明かした。

楽曲・演奏を担ったback numberからは、ボーカル/ギターの清水依与吏がコメントを寄せた。「生きれば生きるほど 生きるのが難しくなるのは なんでなんだ? と文句垂れながらも道を探す背中に、そっと手を添えてくれた『クスノキの番人』という作品に、僕自身が想像しうる最良の形で関わらせていただけて本当に嬉しいです」と、本作への思いを、清水ならではの言葉で明かしてくれた。

本楽曲に伊藤智彦監督は、「back numberさんのサウンドにUruさんの歌声が加わることで、非日常感が増し、夜空に浮かぶ月のように映画全体を優しく包み込んでくれるような印象を持ちました」とコメントしている。

『クスノキの番人』は2026年1月30日より全国公開。