セフレから始まった関係の行方とは？ 赤裸々な大人の恋愛描く『セフレの品格』第3章＆第4章が公開決定

城定秀夫×行平あい佳×青柳翔が描く、愛と痛みのラストラブストーリー

累計540万部を突破した大ヒット・レディースコミックを映画化した『セフレの品格（プライド）』。その待望の映像化最新作となる続編第3章「慟哭」が2025年11月28日より都内先行公開・全国順次公開、第4章「終恋」が同年12月12日より全国公開されることが決定し、本ポスターと予告編が解禁された。

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原作は、湊よりこの人気コミック「セフレの品格（プライド）」（紙版タイトルは「S-friends〜セフレの品格〜」）。キャッチーなタイトルとは裏腹に、女性作家ならではの視点で描かれる、登場人物たちの複雑な感情のもつれや性の欲求を赤裸々に描き、大人の女性を中心に熱い支持を獲得。前作公開以降、原作は紙＋電子で累計540万部を突破し、ますます注目を集めている。

前作の映像化第1章「初恋」・第2章「決意」は、公開時に多くの観客を魅了し、SNSでは「胸をえぐられるほど切実」「ただのラブストーリーを超えた感動」と絶賛され、幅広い世代に響く大人の恋愛ドラマとして高い評価を得た。そしてついに、その待望の続編となる、第3章「慟哭」・第4章「終恋」が公開される。

2023年に公開された「初恋」「決意」に続き、行平あい佳と青柳翔がW主演を務め、監督は『悪い夏』（25年）『嗤う蟲』（25年）などで独自の映像表現と演出力が高く評価される城定秀夫監督が続投。さらに、前作で印象的な演技を見せたキャスト陣、片山萌美、坂上梨々愛、こころ、髙石あかり、石橋侑大、新納慎也、そして行平あい佳の母でもある寺島まゆみの続投も決定している。

(C)2025日活

今回から新たに参加となるのは、松本利夫、竹財輝之助、山谷花純。松本は抄子の元夫で、妙子と一樹の仲を引き裂こうとするストーカー夫を怪演。事務所の先輩後輩でもある松本と青柳は、本作で映画初共演となった。竹財は、抄子が一樹と別れた後心惹かれる同僚として登場しており、竹財の代名詞“クズ男”として輝きを放つのか期待がかかる。山谷は一樹とともに過ごし、傷ついた彼の背中をそっと押すレズビアンの作家役を演じる。

松本は「人と人との関係には、言葉にできない温度や距離感がある。『セフレの品格』はその繊細な部分を真摯に描いた作品です」と語り、作中で描かれる“つながり”の深さを実感。

竹財は「僕が演じた朔太郎は『ズルい男』だなーと、台本を頂いて感じましたのでそのイメージのまま演じたつもりです。城定監督の潔いワンシーン、ワンカットを空気感と共に楽しんでいただければなと思います」と男性の色気とズルさを兼ね備えた抄子の同僚役を体現。

山谷は「私が演じたメイは、うちに秘めた傷を抱えてる作家です。作家ならではの独特な表現方法のセリフが台本に綴られていました」と傷を抱えた作家・メイとして物語に新たな息吹をもたらしている。

さらに、主題歌は前シリーズに続き前野健太が担当。抄子と一樹、2人の数奇な運命を浄化するような新曲「出会いとか」が映画の余韻を引き立てる。前野は本作について「“初恋”“決意”を超える作品になるとは思わなかった。“慟哭”はまさにそれも愛、これも愛――」とコメント。主題歌については、「新しく書いたエンディング曲は、この一大抒情詩の中をひょろっと流れる小川のようなものを目指しました」と語り、シリーズへの深い愛着をにじませた。なお、本編の終盤には本人も登場している。

そしてこのたび、「慟哭」「終恋」それぞれの本ポスターが解禁となった。物語が激しく動き出す「慟哭」では妙子と一樹の息遣いが聴こえてきそうな躍動感を捉えたショットを採用。対する「終恋」はシリーズ完結にふさわしい、静かな日常の美しさを感じさせるポスターに仕上がっている。

また、予告編は青柳演じる一樹の「俺と結婚してほしい」という真剣な眼差しからスタートする。セフレから始まった関係は、愛を育くむはずだった。しかし別れた元夫の登場をきっかけに、再び2人はすれ違っていく。別れから自暴自棄になり、壊れかけてしまう抄子と一樹。生きることに不器用な人々。彼らは、そして抄子と一樹は、再び幸せを掴むことはできるのだろうか。物語もいよいよ最終章へ、抄子と一樹の恋の決着に注目したい。

 さらに、本作のムビチケオンライン券が10月24日より発売開始。特典は、原作者・湊よりこ描きおろしイラストのスマホ壁紙となる。

■浩役：松本利夫

人と人との関係性には、言葉にできない温度や距離感があると感じています。『セフレの品格』はその繊細な部分を真摯に描いた作品です。役を通して改めて“つながり”の意味を考えさせられました。見てくださる皆さんの心にも、ささやかな気づきや共感が芽生えたら嬉しいです。

■長谷川朔太郎役：竹財輝之助

城定組に参加できて光栄でした。緊張しておりましたが、行平さんに頼りっきりでした。カメラ外ではおちゃめな一面も持っておられるので素直に恋してました（笑）。僕が演じた朔太郎は「ズルい男」だなーと、台本を頂いて感じましたのでそのイメージのまま演じたつもりです。城定監督の潔いワンシーン、ワンカットを空気感と共に楽しんでいただければなと思います。お楽しみに。

■風吹メイ役：山谷花純

今作で初めて城定組に参加させて頂きました。でき上がったチームに途中参加。凄く緊張して初日を迎えたのを覚えています。私が演じたメイは、うちに秘めた傷を抱えてる作家です。作家ならではの独特な表現方法のセリフが台本に綴られていました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

■主題歌：前野健太

『セフレの品格』“初恋”、“決意”は素晴らしい作品で震えましたが、“慟哭”でそれを超えてくるとは思いませんでした。それも愛、これも愛…。“終恋”では少し出演もしていますが、それは監督の「遊び」でしょう。このような大作の物語の中に入ることができて、光栄でした。新しく書いたエンディング曲は、この一大抒情詩の中をひょろっと流れる、小川のようなものを目指しました。愛について問いかけることをやめない『セフレの品格』という作品が、僕は好きです。

『セフレの品格 慟哭』は2025年11月28日より都内先行・全国順次公開、『セフレの品格 終恋』は同年12月12日より全国公開。