ホン・ギョン、手話を使う女性に一目惚れし…恋に積極的な姿に胸キュン『君の声を聴かせて』特別映像

夢を追う妹ガウルと支える姉、そして恋に動き出す青年が織りなす物語

誰もが経験したことのある恋のときめきと、人生の迷いさえもキラキラと輝くような青春のひとときを、美しい夏の日々とともに清々しく描いた韓国映画『君の声を聴かせて』。9月26日より全国公開される本作より、ホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュが演じる愛さずにはいられない3人のキャラクターの魅力に迫る特別映像を紹介する。

・ホン・ギョン×ノ・ユンソ×キム・ミンジュ共演！ 眩しすぎる“青春と初恋”の物語『君の声を聴かせて』超特報

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原作は、2009年に制作され、その年の国内興行収入第1位を記録した台湾映画『聴説』（09年）。主人公の男女が手話によって愛を育んでゆく優しくピュアな初恋の物語は、韓国で大ヒットを記録し、韓国における台湾恋愛映画の地位を確立した。

14年の時を経て韓国でリメイクされた本作は、昨年の釜山国際映画祭にて「Korean Cinema Today」部門招待作品としてスペシャルプレミアされて好評を博し、一般公開を迎えた後も、観客動員数初登場第1位、公開月の興行成績1位を獲得するなど観客の熱い支持を集めた話題作だ。

大学を卒業したもののやりたいことが見つからず、就職する気になれないヨンジュン（ホン・ギョン）。しかたなく両親が営む弁当屋の配達を手伝うことになった彼は、配達先のプールで手話を使って話すヨルム（ノ・ユンソ）に出会い、一目惚れする。

大学時代に習った手話を駆使してなんとかヨルムに近づこうとするヨンジュンだが、ヨルムは聴覚障がい者の水泳グループに所属し、オリンピックを目指す妹ガウル（キム・ミンジュ）の夢を叶えるため、忙しい毎日を送っていて——。

主人公ヨンジュンを演じるのは、『弱いヒーロー Class1』『D.P.―脱走兵追跡官―』『悪鬼』など人気ドラマ、さらには映画『コメント部隊』（24年）への出演などで唯一無二の存在感を見せてきた若手No1の個性派俳優、ホン・ギョン。

ヨンジュンが恋に落ちるもう一人の主人公ヨルム役には、『イルタ・スキャンダル ～恋は特訓コースで～』『私たちのブルース』など、抜群の透明感と高い演技力で注目を集めるノ・ユンソ。先日授賞式が行われた第61回百想芸術大賞では、将来有望な候補がひしめき合う中、本作で映画部門新人演技賞を受賞。手話で感謝のスピーチをする姿が話題となった。

ヨルムの妹ガウルには、日本でも人気を集めた元「IZ*ONE」のキム・ミンジュが扮し、商業映画デビューを果たしている。

映画が話題となったもう一つの大きな鍵は、通常のラブストーリーとは異なる方法で描かれるコミュニケーション。聴覚障がい者が登場する本作において、会話の大部分は手話によって繰り広げられ、口で喋るセリフは極端に減らしている。通じているのは「言葉」でなく「心」だと素直に感じとれる繊細な物語が、単なるラブストーリーの枠には収まらない大きな感動と癒やしを与えてくれる。

今回紹介するのは、先日来日し、日本の観客の心を掴んだホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュの3人が演じるキャラクター映像。

大学卒業後も夢を見つけられず、父から「お前の夢は何もしないことか？」とまで言われるほど、ぼんやりと呑気に過ごすヨンジュン。そんな彼がヨルムと出会い、彼女の心を射止めようと自ら行動を起こしていく姿が描かれる。優しい雰囲気をまといながらも、恋には積極的なヨンジュンの姿に胸をときめかせる観客も多いだろう。

一方のヨルムは、「すべては妹の夢のために」と一生懸命に働き、いつも笑顔を絶やさない。しかし、家計のやりくりに苦労する一面もある。そんな彼女もヨンジュンと出会い、次第に心を開いていく。妹のガウルと一緒にデート服を選ぶなど、自分自身の青春を見つけ始める初々しい表情にも注目したい。

オリンピックの有望選手として期待を背負いながら、姉ヨルムには妹らしく甘え、生意気な一面を見せる無邪気なガウル。3人で出かけた帰り道に「姉さんはごゆっくり」と気を遣ってスキップして帰る場面もあり、姉思いの姿が印象的だ。プールで見せる堂々とした競技中の姿とのギャップも見逃せない。

『君の声を聴かせて』は2025年9月26日より全国公開。