イ・ビョンホン主演×パク・チャヌク監督、失職男の狂気を描く『NO OTHER CHOICE』2026年公開決定

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『NO OTHER CHOICE(英題)』
『NO OTHER CHOICE(英題)』
『NO OTHER CHOICE(英題)』

批評家「★★★★★」の大絶賛! 風刺とユーモアが交錯する衝撃スリラー

韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『NO OTHER CHOICE(英題)』が、2026年3月に日本公開されることが決定し、来年の米国アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されたことも発表された。あわせて、予告映像と監督・キャストからの特別メッセージ映像も到着した。

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『オールド・ボーイ』(04年)でカンヌ国際映画祭グランプリを、『別れる決心』(22年)で同映画祭監督賞を受賞し、常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠パク・チャヌク監督。

現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で描き出す本作では、『JSA』(00年)でタッグを組んだイ・ビョンホンを21年ぶりに主演に迎え、『愛の不時着』のソン・イェジンをはじめ豪華キャストが揃った。

突然の解雇で人生が一変し追い詰められていく主人公マンス(イ・ビョンホン)。危機に直面するほど強さを増す妻ミリ(ソン・イェジン)。そしてマンスとポジションを争うことになるライバルたち——。それぞれ矛盾や葛藤を抱えたキャラクターたちの関係は、アイロニーとブラックユーモアに満ちた予測不能な展開へと観客を引き込んでいく。

「すべてが満ち足りている」——製紙会社に勤めるごく普通のサラリーマン・マンスは、妻と2人の子ども、そして2匹の犬と共に幸せな日々を送っていた。25年勤めた会社から突然解雇されるまでは。

1年以上に及ぶ就職活動は難航し、ついには愛着ある自宅を失う状況に追い込まれる。そんな中、マンスは成長著しい製紙会社に飛び込みで履歴書を差し出すが、無下に扱われてしまう。しかし、「自分こそが最もふさわしい人材だ」と確信するマンスは、ある決断を下す。「空きがないなら、自分で作るしかない」。

『NO OTHER CHOICE(英題)』

ワールドプレミアを迎えたヴェネチア国際映画祭では、批評家から絶賛の声が相次いでいる。BBCは「★★★★★五つ星。狂おしいほど面白い!この韓国の名作は今年の『パラサイト 半地下の家族』だ!」と大絶賛。

デッドラインは「最高に楽しく、予想を裏切り続けるアンサンブルキャスト。イ・ビョンホンはマッツ・ミケルセンとバスター・キートンを融合したかのような予測不能で破天荒な存在感を放っている」と評し、ヴァラエティは「眩い殺人コメディは抑圧されたカオスを極めた傑作! リストラを狂おしいほどのユーモアと風刺で描き、ヴェネチア国際映画祭コンペティションを暗くも鮮やかに照らしている」と伝えた。

さらに、インディーワイヤーは「キャラクターが虚無へ進めば進むほど、より愛おしく見えるというパク監督の才能に、この世で匹敵する者はいない」と評価し、ザ・ガーディアンは「社会の病巣をえぐる鮮烈な風刺劇」と賛辞を贈っている。

予告映像では、イ・ビョンホン扮する主人公マンスが長年勤めていた会社をクビになり、家族を巻き込みながら生活が一変していく様子が描かれる。こめかみを叩き「私の愛すべき家族は、私をフルサポートしてくれる」と唱える人々、謎めいた仮装舞踏会、銃・斧・ペンチといった凶器、さらには異様な手袋まで——。おどろおどろしくもどこかユーモアを感じさせる“パク・チャヌクワールド”全開のユニークな映像に期待が高まる。

さらに特別メッセージ映像では、パク・チャヌク監督とイ・ビョンホンをはじめ、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら、韓国映画やドラマでおなじみの豪華な顔ぶれが勢ぞろい。「こんにちは!」と日本語で挨拶しながら、映画の魅力を熱くアピールしている。

『NO OTHER CHOICE(英題)』は2026年3月より全国公開。