福士蒼汰×福原遥、スピッツ「楓」原案の映画で初の恋人役に挑戦! 行定勲監督と紡ぐ切ない愛の物語

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(C)2025 映画『楓』製作委員会

名曲「楓」に込められた想いとともに、過去と未来をつなぐラブストーリーが誕生

福士蒼汰と福原遥が、スピッツの楽曲「楓」を原案とした映画『楓』でダブル主演を務めることが決定した。初の恋人同士を演じ、切ない運命に向き合う。本作より、予告映像(楽曲編)とティーザービジュアルを紹介する。

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映画化されるのは、98年にリリースされた8thアルバム『フェイクファー』の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた「楓」。監督は行定勲が務め、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)に続く令和を代表するラブストーリーに挑む。

脚本は髙橋泉、そして劇伴を含む音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、近年ではCMや映画・ドラマなど、数々の優れた楽曲を多方面に提供する“Yaffle”が担当する。

「楓」の花言葉でもある、“大切な思い出”や“美しい変化”、そして“遠慮”がキーワードとなる本作。物語の主人公は、人生のなかで大切な人を失った2人の男女。出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた過去とそれでも続いていく現在——。そして未来へ進もうとする2人の姿を、季節の移り変わりを通して描き出す。

今回、福士蒼汰と福原遥がダブル主演を務め、切ない運命に向き合う恋人同士を演じることが明らかになった。

劇場映画では『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16年)以来、9年ぶりの恋愛映画出演となる福士が演じるのは、運命に翻弄されながらも恋人を思いやる優しさと包容力をもつ男性・涼。愛情深さと憂いを繊細に表現するその姿は、多くの観客を魅了するだろう。

福士は、『仮面ライダー フォーゼ』で注目を集めて以降、端正なルックスと親しみやすい笑顔で人気を博し、映画やドラマで幅広く活躍。近年は英語力を活かし海外進出にも積極的で、Huluオリジナル『THE HEAD』シーズン2では全編英語のセリフに挑戦。Netflix韓国ドラマ『この恋、通訳できますか?(仮題)』ではトリプル主演が決定し、『愛の不時着』のプロデューサーが率いる韓国の制作会社「Triii Studio(ツリースタジオ)」と日本人俳優として初の専属契約を結んだことも話題となった。

一方、福原遥が演じるのは、福士演じる涼の恋人・亜子。大切な人を失った喪失感を抱えながらも前向きに生きようとする女性だ。清純でまっすぐな役柄で知られる福原が、これまでにない難役に挑み、女優として新たなステージへと踏み出す。

福原は、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で“まいんちゃん”として親しまれた子役時代を経て、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でヒロインに抜擢。さらに、興行収入45億円超の大ヒット映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23年)では、戦時中にタイムスリップし特攻隊員と恋に落ちる女子高生を熱演。現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』では花魁・誰袖役を演じ、その確かな演技力が高く評価されている。

『楓』

(C)2025 映画『楓』製作委員会

公開された予告映像では、名曲「楓」にのせて、美しくも切ないシーンが印象的に描かれる。物語の詳細はまだ明かされていないが、「楓」の旋律とともに、登場人物たちの感情やその先に広がるストーリーを想像させる映像だ。

ニュージーランド旅行中の2人が「これはこっちの楓だね」と語り合う場面、湖を前にひとり静かに佇む亜子の後ろ姿、猫と触れ合う微笑ましい日常や、食卓を囲む幸せな時間、そして過去の思い出を回想するような描写など、胸を締めつけるような切なさが随所に散りばめられている。

映像には星空世界遺産として知られるテカポ湖の夜空も登場。劇中で“星”は物語の象徴の一つとなっており、2人の運命とどう関わるのか——壮大なラブストーリーの幕開けに、早くも期待が高まる。

また、解禁されたティーザービジュアルには、テカポ湖を背景に、笑顔で同じ方向を見つめ合う涼と亜子の姿が映し出されている。「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」という「楓」の歌詞が添えられ、物語の切なさを象徴する1枚となっている。

■福士蒼汰

スピッツさんは世代を問わず一生愛され続ける存在で、愛をテーマに歌われていることも多く、「楓」から生まれた今回の物語にも普遍的な愛しさや愛情が描かれています。「楓」はとても素敵な曲で大好きな曲ですが、(オファーを受けて)「この曲を元に台本にした」と聞き、台本を読んでから歌詞をもう一度見ると、色々な想いを受け取ることができ、改めて素晴らしい楽曲だと感じました。この曲に込められた想いも作品に注入して、より良い作品にできるように演じさせていただきました。久しぶりの恋愛映画でしたが、行定監督が「人間の心を描く恋愛映画が好きだ」とお話しされていて、今回の映画は普遍的で根源的な感情を描いており、とても共感しています。

■福原遥 

「楓」は私が生まれた年にリリースされた曲で、ご縁を感じています。スピッツさんは昔からずっと聴いていて、辛い時や悲しい時に聴くと、優しく包み込んでくれるような歌ばかりです。「楓」の歌詞も、歳を重ねて聴くと違うものを受け取れて、その時その時で違う感じ方ができるのは、この映画にも似ていると思いました。台本を読ませていただいたとき、心がジェットコースターのように動かされて、素敵な「楓」の楽曲が、この映画の世界観と交わり、本当に良い作品になる予感がしました。同時に「相手のことがすごく大事で愛しているからこそ取った行動」すべてを理解することは難しかったのですが、行定監督とたくさんお話しさせていただき一緒に作ることができました。

『楓』は2025年12月19日より全国公開。