元・日向坂46の齊藤京子が映画初主演を務め、日本のアイドル界に深く根ざす「恋愛禁止ルール」というタブーに挑んだ深田晃司監督の最新作『恋愛裁判』が、2026年1月23日に全国公開されることが決定し、最新映像と場面写真が解禁された。
・齊藤京子、初主演映画でカンヌへ！『恋愛裁判』カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に出品決定
恋愛禁止ルールに切り込んだ作品が「カンヌに新たな風を吹かせた」
(C)2025「恋愛裁判」製作委員会
物語は、人気アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター山岡真衣が、中学時代の同級生・間山敬と再会し恋に落ちることから始まる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤する真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的な行動に出てしまう。
8ヵ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反として裁判所に召喚される。
「アイドルの恋愛は罪なのか!?」——その問いに対する審判が下される……。
本作は「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事に着想を得た深田晃司監督が、10年の構想期間を経て結実させた渾身の一作だ。
主人公の人気アイドル・山岡真衣を演じるのは、日向坂46を卒業後もドラマやバラエティで活躍の場を広げる齊藤京子。
深田監督は彼女について「ひとつ言えることは、齊藤京子さんとの出会いがなければこの映画は完成しなかったということです。絵空事でしかなかった脚本に全身全霊で血肉を与えてくれた齊藤さんに心から敬服しています」と絶賛している。
真衣と禁断の恋に落ちる中学時代の同級生・間山敬には、NHK 連続テレビ小説「あんぱん」などに出演、人気急上昇中の倉悠貴。真衣の所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶にはNetflix「極悪女王」などが話題の唐田えりか、そして事務所社長・吉田光一には声優界のレジェンド津田健次郎がキャスティング。
すでに本作は第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門で世界最速上映が行われ、日本独自のテーマであるにもかかわらず、1000名を超える観客がスタンディングオベーションを贈る熱狂ぶりをみせた。
観客からは「カンヌに新たな風を吹かせてくれた」「現代の問題に切り込んだ映画。齊藤さんは本当に素晴らしい演技だった」といった感想が寄せられ、衝撃をもって受け止められた。
今回解禁された映像には、カンヌでの熱気あふれる公式上映の様子が収められ、監督と齊藤に向けられる観客の熱いまなざしや熱気あふれるリアクションが映し出されている。
新たな場面写真には、齊藤京子演じる山岡真衣と倉悠貴演じる間山敬のツーショットが収められており、アイドルとしてではない、一人の女性としての真衣の自然体な表情が印象的だ。
誰もが当たり前に受け流してきた「恋愛禁止ルール」に切り込み、アイドルに「清廉さ」や「純潔さ」を求めてしまう日本人の“常識”に疑問符を投げかける本作。
アイドル文化が社会に深く根付く現代において、深田監督がどのようにこの問題に斬り込むのか、そして齊藤京子がどういった演技を見せるのかに大きな注目が集まる。
『恋愛裁判』は、2026年1月23日より全国公開。
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