ムロツヨシ×佐藤二朗、初のW主演! 福田雄一監督20本目の記念作品『新解釈・幕末伝』公開決定

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(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

“みんなが知っているようで知らない幕末”を実写映画化

ムロツヨシと佐藤二朗をW主演に迎え、福田雄一監督が“みんなが知っているようで知らない幕末”を実写映画化する『新解釈・幕末伝』が、2025年12月19日より劇場公開されることが決定。あわせて、超特報映像とティザービジュアルが解禁された。

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「幕末」とは、今からおよそ150年前、江戸時代の終わりから明治時代の始まりにかけての、日本の歴史が大きく動いた時代を指す。「ペリー来航」「尊王攘夷」「新選組」、そして「薩長同盟」——。誰もが一度は学校の授業などで目や耳にしたことのある、多くの革命的な出来事が起こった時代であり、小説や漫画、ゲーム、大河ドラマなど、さまざまなメディアで数多くの名作が描かれてきた。

しかし、この超有名な「幕末」について「説明してください」と問われると、うまく答えられない人も多いのではないだろうか。逸話や諸説は聞いたことがあっても、意外と詳しくは知られていない——そんな“みんなが知っているようで知らない幕末”が、実写映画として描かれることとなった。

今から150年前、日本の未来を変えるため、のちに幕末のヒーローと呼ばれる男・坂本龍馬と西郷隆盛が立ち上がった。革命的な出来事が繰り返される激動の時代を経て、物語はやがて260年続いた江戸幕府の終焉と、新しい“ニッポンの夜明け”へとつながっていく。そこには、誰も想像し得なかった、“戦い”と“友情”の物語があった。

メガホンを取るのは、映画『銀魂』シリーズや『新解釈・三國志』(20年)『今日から俺は!!劇場版』(20年)『アンダーニンジャ』(25年)など、数々の大ヒット作を手がけてきたコメディ界屈指のヒットメーカー・福田雄一。劇場公開映画としては記念すべき20作目となる今作では、“福田流の解釈”によって新たな「幕末」の世界を描く。

そして、“福田作品の顔”とも言えるムロツヨシと佐藤二朗が、本作で初めてW主演を務める。

ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズを筆頭に、福田監督の映画デビュー作『大洗にも星はふるなり』(09年)『HK/変態仮面』(13年)『斉木楠雄のΨ難』(17年)『50回目のファーストキス』(18年)『ヲタクに恋は難しい』(20年)『聖☆おにいさん THE MOVIE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~』(24年)など、2人はこれまで映画だけでも19作品に出演。型破りなコメディから人気少年漫画の実写化まで、幅広いジャンルで福田作品を支えてきた。

今作では、革命の志士・坂本龍馬を、喜劇から悲劇まで圧倒的な存在感を放ち続ける俳優・ムロツヨシが演じ、幕末の英雄・西郷隆盛を、コメディからシリアスまで多彩な役柄で見る者の心をつかむ俳優・佐藤二朗が演じる。

『新解釈・幕末伝』

ムロは今作への想いを「今日ここでご報告できることを嬉しく思います。いつもの福田組の表現を封印する決断をした二朗さんはとんでもなく格好良く。いつもの福田組の表現を全面に出す決断をした私と。新しい2人のカタチができていく、撮影の日々。このキャスト、スタッフで福田組映画作品、記念すべき20作目。あの時に決めたことを見てもらえる日が近づいてることに心から感謝です」と語る。

一方、佐藤も「数多の名優が数多の名作で演じた歴史に名を刻む大人物『西郷隆盛』を今回、演じます。それだけで震える思いですが、震えついでにさらに震えようと思い、そして作品名の『新解釈』という部分にあやかって、この歴史に名を刻む大人物を、僕なりに『解釈』して演じました。もうムチャクチャ震えます。でも、震えながら揺れながら、これからも役者をやっていくのだと思います。本作は僕にとって、そんな作品です」と、共に時間を重ねてきた盟友だからこその熱いコメントを寄せた。

そして、福田監督も「福田組の風神雷神とか呼ばれてるムロくんと二朗さんですが、僕たち3人は決して馴れ合いの関係ではありません。出会ってから、ずっと、この2人には『あー、福田、つまらなくなったな』って思われないように頑張ってきたし、2人も僕を笑わせようと勝負してきてくれたのだと思います。この作品はそれが結実した形です」と並々ならぬ想いを明かし、作品への揺るぎない自信が伺える。

あわせて、超特報映像が公開された。坂本龍馬、西郷隆盛をはじめ、勝海舟や桂小五郎などさまざまな信念を持つ偉人たちが活躍する激動の時代「幕末」。英雄たちの威厳を感じさせ空気を圧するような雰囲気の映像から、今までにない福田監督の気合が感じられるとともに、一変して繰り広げられる抜群のコンビネーションのムロと佐藤“福田節炸裂”のコメディ感。【威厳×笑い】が交錯する世界観がクセになること間違いない。

また、ティザービジュアルには、ともに日本の明るい未来を見据えるように同じ方向を向く2名の「幕末」の英雄たちの凛々しい姿が。コメディ界屈指の“福田組”とは想像し難い、圧倒的な存在感を放つビジュアルに仕上がった。

■ムロツヨシ/坂本龍馬役

あの時、人に会えず、人と直接話せず、そんな時に決めたことがありました。マスクを取って、やっと福田雄一とご飯を食べた時に伝えました。「僕で一本つくってくれませんか?」。福田さんはすぐに答えてくれました。「つくるよ」。そのあと、福田さんはこうも言いました。「二朗さんと2人の主演でつくろう」。私も答えました。「なんと素敵なカタチだ」。

すぐに二朗さんに会いに行きました。二朗さんの行きつけの居酒屋で2人きり。真っ直ぐに伝えました。「2人で福田組を背負わせてもらえませんか?」。二朗さんは丁寧に答えてくれました。「2人で主演か。それならやろう」。今日ここでご報告できることを嬉しく思います。

いつもの福田組の表現を封印する決断をした二朗さんはとんでもなく格好良く。いつもの福田組の表現を全面に出す決断をした私と。新しい2人のカタチができていく、撮影の日々。あの男も参戦してくれました。あの方もあの人も参戦。痺れる時間でした。このキャスト、スタッフで福田組映画作品、記念すべき20作目。あの時に決めたことを観てもらえる日が近づいてることに心から感謝です。

■佐藤二朗/西郷隆盛役

今回が福田監督の劇場公開映画20作目だそうです。そして、僕が福田作品に関わってから、16年の歳月が過ぎたようです。驚きます。アッという間です。アッという間すぎて、「俺、なにも福田作品に貢献できてないんじゃないか」と不安になります。本当に。

今まで数多の名優が数多の名作で演じた歴史に名を刻む大人物「西郷隆盛」を今回、演じます。それだけで震える思いですが、震えついでにさらに震えようと思い、そして作品名の「新解釈」という部分にあやかって、この歴史に名を刻む大人物を、僕なりに「解釈」して演じました。震えます。もうムチャクチャ震えます。でも、震えながら揺れながら、これからも役者をやっていくのだと思います。本作は僕にとって、そんな作品です。

■福田雄一/脚本・監督

福田組の風神雷神とか呼ばれてるムロくんと二朗さんですが、僕たち3人は決して馴れ合いの関係ではありません。普段、食事とかしないし、つか、二朗さんに至っては出会ってから今まで1度しかサシで食事したことないです。僕らは撮影の時にだけ会って、その時に、お互いのカードを見せ合う勝負をする関係です。ただ、ヨシヒコ以来、この2人とがっぷり四つで勝負してないなと感じる昨今でした。そろそろ貯めてきたカードをバチバチにぶつけ合いたいと思いました。結果、僕は、喜劇役者という人間の力をまざまざと見せつけられました。出会ってから、ずっと、この2人には「あー、福田、つまらなくなったな」って思われないように頑張ってきたし、2人も僕を笑わせようと勝負してきてくれたのだと思います。この作品はそれが結実した形です。ま、通過点ですけど。

『新解釈・幕末伝』は2025年12月19日より劇場公開。