「女性を“性的対象化”する所」キーラ・ナイトレイ、世界を代表するミスコンの光景に衝撃

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(C)Pathé Productions Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2019
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(C)Pathé Productions Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2019
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ミス・ワールドで実際に起きた、前代未聞の大騒動を描く驚愕エンターテイメント『彼女たちの革命前夜』が624日より全国順次公開される。今回、主演キーラ・ナイトレイのインタビュー映像が公開された。

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当時ワールドカップやオリンピックよりも注目度が高かったミス・ワールド

1970年、ロンドン。学問をやり直すため大学に入学をしたサリーは、女性解放運動の活動家であるジョーに出会う。彼女が所属する団体ではミス・ワールドを阻止するための計画を練っていた。

その頃、ミス・ワールドの主催者は開催に向けた準備を進めており、司会者にはアメリカのコメディアンであるボブ・ホープを起用し、世界各国からは出演者が続々と集結していた。カリブ海の島国グレナダから参加したジェニファーは自身の夢を叶えるために出場をしたが、白人の出場者ばかりに注目が集まる状況に複雑な心境でいた。それぞれの思いが交差をする中、ついにミス・ワールドの当日を迎える……!

世界三大ミスコンテストの一つである「ミス・ワールド」で、実際に起こった前代未聞の大騒動を完全映画化した本作。主人公のサリーを演じたのは、『はじまりのうた』(15年)のキーラ・ナイトレイ。

盟友のジョーには『ジュディ 虹の彼方に』(20年)のジェシー・バックリー。ミス・グレナダのジェニファーには『女神の見えざる手』(17年)のググ・バサ=ロー。監督には『サード・デイ 〜祝祭の孤島〜』のフィリッパ・ロウソープが務め、ミス・ワールドを舞台に、出演者と主催者、そして開催を阻止しようとするサリーたち、それぞれの思惑が交差する群像劇を見事に描き切った。

今回公開となったインタビュー映像では、主演のキーラ・ナイトレイが、本作の舞台となった「ミス・ワールド」について語っている。当時はワールドカップやオリンピックよりも高い注目を浴びていたミス・ワールド。

インタビューを受けるナイトレイは「理由は分からないけどね」と言いながらも、「でも女性解放運動の観点で見ると、ミスコンは女性を“性的対象化”する所」と厳しい視線で答えている。自身もテレビ番組でミス・ワールドを見た際にとても驚いたそうで、「壇上で一列に並べられて、スリーサイズを公表して点数を付けられる」その一連の出来事が非常に衝撃だったそうだ。

家族向けの娯楽であり、少女たちの“理想の女性像”でもあったミス・ワールドだが、「番組にとって女性の頭のよしあしは関係なかった。重視されるのは、その子の考えや行動ではなく、見た目だけ」と当時の様子を語っている。最後には「活動家たちは伝えたかったの“女性にも優秀な人々は沢山いて、もっと社会に貢献したいんだ”ってね」と、当時の活動家らが抱えていた熱き思いを私たちに伝えている。

『彼女たちの革命前夜』は624日より全国順次公開。