黒崎煌代、カンヌ選出の注目作で映画初主演！『見はらし世代』10月公開

#井川遥 #団塚唯我 #映画 #木竜麻生 #見はらし世代 #遠藤憲一 #黒崎煌代 2025.07.26

渋谷の街で交差する家族の想いを、若き才能が描く新たな日本映画の形

2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演して話題を呼んだ黒崎煌代の初主演映画『見はらし世代』が、10月10日より劇場公開されることが決定した。本作より、ティザービジュアルと特報映像を紹介する。

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今年5月、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に、日本人史上最年少となる26歳の監督作品『見はらし世代』が選出された。オリジナル脚本による初の長編作品で快挙を成し遂げたのは、短編『遠くへいきたいわ』（ndjc2021）で注目を集めた団塚唯我監督だ。

主人公の青年・蓮と、結婚を控え将来について悩む姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、関係を再び見つめ直そうとする彼らを描く本作は、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出す。きわめて軽やかに、ただ、決して切実さは失わずに。観客に開かれた、新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画が誕生した。

主人公・蓮を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューを果たし、『さよならほやマン』で映画デビュー、日本批評家大賞新人賞を受賞した若き技巧派俳優・黒崎煌代。「私のキャリアを最初から近くで見ていてくれた団塚監督だからこそ100％の信頼をもって撮影に臨むことができました」と語るように、団塚監督の初長編作品で、自身も初主演という大役に挑んでいる。

父・初を演じるのは、悪役からコミカルな役まで幅広く演じ、多数の作品で存在感を発揮する遠藤憲一。母・由美子役は、ドラマ・映画・舞台・モデルと幅広い分野で活躍する井川遥が、姉・恵美役は、数々の映画新人賞に輝く若手実力派の木竜麻生が務める。

今回紹介されたティザービジュアルでは、「――2025年、未明家族、東京、あたらしい景色」というコピーとともに、主人公・蓮を演じる黒崎の表情が大きく映し出されている。その力強く鋭い眼差しは、自分を見失わず、ぶれない心を象徴するようであり、蓮という青年が未来を見据えていることを示しているようにも見える。印象的かつインパクトのあるビジュアルだ。

また、特報映像は、高層ビルの建設現場と思われる映像に、木竜演じる恵美の「メトロポリタン、大都市」というセリフが重なる場面から始まる。主人公・蓮を演じる黒崎をはじめ、遠藤、井川、木竜の4人が演じる家族の姿を、一度聴いたら忘れられない印象的なメロディーが包み込み、それぞれの表情や佇まいに寄り添うように流れる。ラストは、渋谷駅を俯瞰で捉えたカットで締めくくられており、再開発が進む都市のなかに家族の物語が内包されているような印象を残す仕上がりとなっている。

『見はらし世代』は2025年10月10日より全国公開。

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