ハリウッドセレブもキラキラネームがお好き? クマに火災に方角…日本とはちょっと違うけど風変わりな名前が続々

インスタグラムに娘ノースの写真をアップしたキム・カーダシアン
インスタグラムに娘ノースの写真をアップしたキム・カーダシアン

平成生まれが社会人になる時代を迎え、大人世代にも増えてきたキラキラネーム。自己満足から、つい主張の激しい名前をつけたくなる親は洋の東西を問わず増えているようで、それはハリウッドセレブの間でも同じこと。だが、現在、妻のブレイク・ライヴリーが第1子を妊娠中のライアン・レイノルズは「生まれてくる子には、いかにもハリウッドっぽい変わった名前はつけたくない」と話している。

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ハリウッド風の奇妙な命名の例として、「女の子ならエクスカリバー・アナコンダ・レイノルズ、男の子ならブルース・ジェンナー(キム・カーダシアンの義父の名前)」とジョークまじりに、まだ見ぬわが子をネタにトーク番組で笑いを取ったレイノルズだが、確かに、我が子にジョークとしか思えない名前をつけるハリウッドセレブは少なくない。

たとえばキム・カーダシアン&カニエ・ウエスト夫妻に昨年誕生した娘の名前は「ノース」。名字と合わせると「ノース・ウエスト」つまり“北西”となる。キムの妊娠中、メディアが冗談まじりに「子どもには方角の名前をつけるのでは?」と報じていたが、それを知ったシンガーのファレル・ウィリアムズや米版「VOGUE」名物編集長のアナ・ウィンターから「いい名前だ」と後押しされたのをきっかけに、「ノース」に決めたのだという。

チャニング・テイタム&ジェナ・ディーワン夫妻に同じく昨年誕生した娘は「エヴァリー」と名づけられた。いつまでも、を意味する「Ever」に副詞を造る接尾辞「ly」をつけた造語のようだが、響きは愛らしく、娘の幸せを願う気持ちも感じられて、ファンからの受けもよかった成功例だ。「ジャングルブック」の主人公の名前をとって、長男に「ブロンクス・モウグリー」と名づけたアシュリー・シンプソンのセンスも評判がいい。

一方、子どもの頃の親友のニックネームに夫との出会いのエピソードを付け加えて「ベア・ブレイズ(クマ・火災)」と息子に命名したケイト・ウィンスレットの感覚はちょっと……。ケイトはベアの父親である夫・ネッドと休暇先で出会ったのだが、その際に滞在していた邸宅で火災が起きたことから「ブレイズ」と名づけたというが、子どもの名前を「自分史」インデックス代わりにしているようで、息子がちょっと気の毒だ。

スティーヴン・スピルバーグの末娘の名前は「デストリー」。これは1939年の西部劇『砂塵(原題:Destry Rides Again)』にちなんでつけられているが、デストリーには「軍馬(War horse。スピルバーグ監督作『戦火の馬』の原題)」の意もある。

ベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻の娘「ヴァイオレット」、ビヨンセ&ジェイZ夫妻の「ブルー・アイヴィー」など、色にちなんだ名前や、グウィネス・パルトロウの娘「アップル」、フォレスト・ウィテカーの息子「オーシャン」など、発表当時は驚かれもしたが、もはやシンプルでいいと思えるほど。

スカーレット・ヨハンソンが9月に誕生した娘につけたのは「ローズ・ドロシー」というオーソドックスな名前。一方、アシュトン・カッチャー&ミラ・クニスはの娘は「ワイアット・イザベル」という個性派と正統派が並ぶ命名だ。自分のアイデンティティを表す最たるものなのに、生まれたての自分には選べない名前。だからこそ、名づけるときには何よりもその子のためを思ってもらいたいものだ。

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