元ももクロの早見あかり、映画初主演の初日舞台挨拶で感極まり涙!

左からひろみ、竹内太郎、工藤阿須加、早見あかり、向井理、石橋杏奈、耶雲哉治監督
左からひろみ、竹内太郎、工藤阿須加、早見あかり、向井理、石橋杏奈、耶雲哉治監督

映画『百瀬、こっちを向いて。』の初日舞台挨拶が5月10日に新宿ピカデリーで行われ、早見あかり、竹内太郎、石橋杏奈、工藤阿須加、ひろみ、向井理、耶雲哉治(やくも・さいじ)監督が登壇した。

[動画]『百瀬、こっちを向いて。』予告編

人気ミステリー作家・乙一の別名・中田永一原作のこの映画は、15歳の時の初恋を忘れられぬまま大人になった気弱な小説家・相原ノボル(向井理)が語り部となり、高校時代の忘れられない思い出として記憶される、嘘から始まった百瀬陽(早見あかり)との切ない恋を綴る物語。

初日を迎えた感想を聞かれたヒロイン百瀬役の早見は「撮影がちょうど1年前だったので、このような形でみなさんに作品を届けることができて本当に嬉しいです。上映前なので、あまり多くは言えませんが、“百瀬”の素敵な部分をお届けできたらいいなと思います」と挨拶。

その百瀬に翻弄されるノボル(15歳)役を演じた竹内は「早見さんが仰ったように1年かけてようやくみなさんにお届けできて嬉しい。現場は和気あいあいとしていて映画であることを忘れられるくらい楽しめたし、良いものをみんなで作れたと思っております」と話し、百瀬が秘かに付き合っている宮崎先輩の本命の彼女、神林徹子役の石橋は「ちょうど1年前にクランクインしたと聞いて驚きました。私が、初めて映画を見たとき、映像がキレイだと思ったので、みなさんにはそこに注目して見てほしいと思います」とアピール。

15年後に30歳になったノボル役の向井は「初日というのは特別な日で、作り手側から見る側へとバトンタッチをする瞬間。これから映画を見ていただくので、そのバトンをうまくつなげられれば」と語った。

また、映画初主演の早見はクランクインの1ヵ月前からリハーサルを続けていたそうで「百瀬を体に覚えさせ、百瀬を知っていった。主演に対するプレッシャーを感じることはなかったけど、“百瀬”という女の子を知ることができるのかな?っていう不安がずっとありました。ただ、そこは、共演者やスタッフに助けられ、素敵な百瀬を作り上げることができました」と役作りについて語ると、「公開が迫るにつれ、初主演のプレッシャーがのしかかってきました」と本音を吐露。「みなさんにこうやってお届けできるのは嬉しいし、ワクワクしていたんですけど、『まだ渡したくない』って思っている自分がいて」と感極まり、涙目になりながら語った。

そんな早見について、劇中での共演はほんの少しだった向井は「やっぱり(主演映画)は何か違うんですよね。すべての作品を大事にしているんですけど、一番最初に名前がくるというのは、エンドロールで見るとすごく感動するんです。でも同時にすごいプレッシャーを感じます」と早見の気持ちを代弁。

続けて「僕が初主演したのは28歳だったので、早見さんは僕よりも10年早い。だから僕よりも濃い人生を送っている。僕がいえることではないですけど、(主演作品は)自分の糧になる作品だと思います。自分の主演作品だと実感してくるのはこれからだと思うので、今後の作品とか、自分の心の支えになると思います。これからも1つひとつを大事にしていけば、色んなことを乗り越えていけると思います」とアドバイス。

司会から「ですって、早見さん」と振られた早見は「ありがとうございます。現場でもあまりのオーラに話しかけられず、お話することがなかったので……」と答え、向井は「僕はきたろうさんとばっかりでしたからね」と笑顔で応じていた。

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