サンドラ・ブロックが親友ジョージ・クルーニーの良い評判を全否定「意地悪で遅刻魔!」

サンドラ・ブロック
サンドラ・ブロック
サンドラ・ブロック
サンドラ・ブロック
アルフォンソ・キュアロン監督
サンドラ・ブロック
サンドラ・ブロック
仲良さげに談笑するデヴィッド・ヘイマン(左)、サンドラ・ブロック(中央)、アルフォンソ・キュアロン監督(右)
左からデヴィッド・ヘイマン、サンドラ・ブロック、アルフォンソ・キュアロン監督
左からデヴィッド・ヘイマン、サンドラ・ブロック、アルフォンソ・キュアロン監督

突発的な事故により宇宙空間に宇宙服ひとつで放り出されてしまった2人の人間のサバイバルを描いた『ゼロ・グラビティ』。この映画の来日記者会見が12月4日にグランドハイアット東京で行われ、主演のサンドラ・ブロックとアルフォンソ・キュアロン監督、プロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンが出席した。

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キュアロン監督とプロデューサーのヘイマンは人気シリーズ第3作目となる『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04年)でも組んだヒットメーカー・コンビ。本作も全米で初登場1位、全世界興収が約600億円を超えるヒットを記録しているが、再タッグの理由についてヘイマンは「キュアロン監督と息子さんとで手がけた脚本が素晴らしかった。また、キュアロンは当代一の監督。彼と組めること自体が特権だと思った」と本作に関わった理由を説明。ブロックも「出演作すべてに誇りが持てるわけではありませんが、この映画は自慢できるもの。人が困難に立ち向かって行く姿がとても美しく描かれていて、誇りに思える作品です」と、作品への熱い思いを口にした。

宇宙飛行士も驚いたという宇宙空間のリアルな描写、スリリングな生還劇に魅了されるが、そこに深みを持たせているのが、ブロック演じるストーン博士の悲しい過去。これについてキュアロン監督は「ストーン博士のバックストーリーは、サンドラのアイデア。脚本に後から加えたもの」と裏話を明かし、ブロックは「美しい物語には喪失感や不幸が伴うものだと思う」と話していた。

メインの出演者はブロックとジョージ・クルーニーの2人だけ、しかも後半はブロックの1人芝居となる異色作だ。演技力の高さを見せつけたブロックにはアカデミー賞ノミネートの声もあがっているが、ブロック自身は2度目のオスカー受賞について「アカデミー賞はありえないかな」と照れ笑い。本作に出演できたこと自体が「一生に一度の体験」と語り、「出演のチャンスを与えてもらったことだけで、賞をもらったような気持ち」と続けた。

気さくな性格で多くの人々に愛されているブロック。クルーニーとは長年の親友で、本作で初共演した感想を聞かれると、「本当のことを言ったほうがいいわよね」と前置きしてから、「彼は最悪! 今までみなさんが信じてきたこと(クルーニーの良い評判)は全部ウソ。意地悪だし遅刻魔だし」とニンマリ。だが、「本当は魅力的で楽しい人。同時に、あれほど仕事をする人は見たことがないくらい。週に7日、24時間いつも働いていて、彼が休んでいる姿は見たことがない。それに、周りを助けたいという気持ちが強くて、自分の役が小さくなったりカットされても映画のためだったら構わないと思える人」と真の姿を打ち明けてべた褒め。「本当はこんなに良いことを言いたくないんだけど」と言ってから、「皆さんが知っている以上に素晴らしい人です」と大絶賛していた。

キュアロン監督は公式の来日は3回目、ブロックは5回目の来日。日本についてブロックは「本当は、日本の文化をもっと知ったり街を見て回りたいのですが、いつも仕事できているので」となかなか満喫する余裕がないことを嘆き、「実は、義理の弟が日本人なので、彼も連れてファミリーで(日本に)来たいと思っていたのですが、実現しなかった」と残念そうに話していた。

キュアロン監督によると映画のテーマは“逆境と再生”で、劇中で絶体絶命の危機に直面したブロックは「もし宇宙に行ったら?」と聞かれると、「とにかく無事に家に帰還したい」と苦笑いを浮かべていた。

『ゼロ・グラビティ』は12月13日より全国公開される。

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