優香、太め特殊メイクに「意外といい」と話すも、監督は事務所に怒られるとヒヤヒヤ

優香
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浜野謙太(左)と優香(右)
左から草野イニ、浜野謙太、優香、荻野菜々子、宮崎吐夢、李闘士男監督

レシピ本としては異例のベストセラーとなった同名書籍を映画化した『体脂肪計タニタの社員食堂』。この作品の完成披露舞台挨拶が5月7日にワーナー・マイカル・シネマズ板橋で行われ、優香、浜野謙太、宮崎吐夢、草野イニ、李闘士男監督と、劇中で優香演じる栄養士のモデルとなったタニタ栄養士の荻野菜々子が登壇した。

『体脂肪計タニタの社員食堂』完成披露舞台挨拶、その他の写真

この日の完成披露には、映画館と同じ板橋に本社があるタニタの社員200名余りも来場。司会から「これからタニタの社員の方々にもご覧いただきますがいかがですか?」と聞かれた優香は「心の広いタニタさんなので、温かい目で見ていただけると思います」と答えた。

また、映画化の話が来たときの感想を聞かれた李監督は「レシピ本が原作なんて無茶なことするなと思いました。でも、体脂肪計を扱っている会社の社員が太っているというのは面白いなと思いつきました」と話すと、「今日初めて言うのですが、優香さんにはお母さんみたいなイメージでやってほしいと思ったんですよ」とコメント。

これに対し優香は「そんなこと、ひと言も言ってなかったじゃないですか」と笑うと、「私はサバサバした男前の感じをイメージしていました。実際にダイエットする人たちを『頑張れ!』とお尻を叩いて後押しするのは素の部分と重なるところもありました」と話した。

本作では、優香ら一部のキャストが特殊メイクにも挑戦。感想について優香は「とても精密で本当に太ったらこんな感じになるんだろうなと思いました。意外といいんじゃないかと気に入っていて」と振り返った。

一方、李監督は「イヤ、これはやばいんじゃないか、と。事務所に怒られるかなとヒヤヒヤもんでした」と当時の心境を吐露。タニタの二代目副社長で太った役を演じた浜野は「今回特殊メイクをやっていただいた百武スタジオさんは普段ホラーものが多いので、気を抜くとゾンビみたいな表情になっちゃうんですよ」と撮影秘話を明かすと、「特殊メイクは顔を覆って表情が出にくくなるので、大げさに表情を作る努力をしました。みなさんは4時間くらいでメイクが完成するのに僕は6時間かかるから、朝3時入りとかもあって、大変でした」と語った。

ここで、優香演じる「春野菜々子」のモデルとなったタニタ社員食堂栄養士の荻野も登場。「自身がモデルの映画が完成した気持ちを聞かれると、「そもそもレシピ本が売れたことも、みんなですごいねって言ってたのに映画化されるなんて、どうなっちゃうんだろうと思いました。しかも優香さんが演じるなんて、すごすぎてビックリです!」と話し、完成作を見た感想については「脚本を熟読していなくて、完成版を試写で拝見させていただいたら、こんなに面白いことになっている、誰かに言わなきゃ!と思い、まわりの人に『面白いからとりあえず見てみて』って声をかけています」と話していた。

『体脂肪計タニタの社員食堂』は5月25日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開となる。

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