西島秀俊と阿部寛出演のフランス映画『メモリーズ・コーナー』が来年2月に日本公開!

西島秀俊と阿部寛が出演するフランス映画『メモリーズ・コーナー』ポスター
(C) NOODLES PRODUCTION,FILM ZINGARO 2 INC.,FRANCE 3 CINEMA,2011.
西島秀俊と阿部寛が出演するフランス映画『メモリーズ・コーナー』ポスター
(C) NOODLES PRODUCTION,FILM ZINGARO 2 INC.,FRANCE 3 CINEMA,2011.

ベルギーの女優デボラ・フランソワが主演し、西島秀俊と阿部寛が出演するフランス映画『メモリーズ・コーナー』が来年2月に日本公開されることが配給元より発表された。

西島秀俊、監督との出会いは「披露宴みたいですけど運命的なものを感じた」

同作は、阪神・淡路大震災後の日本をテーマに、デボラ演じるフランス人女性記者のアダと、西島と阿部扮する2人の日本人男性との不思議な出会いを描いた希望の映画。1995年に起こった阪神・淡路大震災を回顧する式典を取材するため、フランス人記者のアダが神戸を訪れるところから幕を開ける。

街は復興し、豊かな暮らしを享受しているかのように思えるなか、アダは通訳の岡部(西島)を伴い、かつての被災者の家を訪ね歩く。そこで彼女が目にしたのは、未だに後遺症に悩む寡黙な男・石田(阿部)。彼の心を何とか開かせようとするアダに、岡部は石田が現世の男ではないと忠告する──。

アダ役を演じるデボラは、2005年にカンヌでパルムドール大賞に輝いたダルデンヌ兄弟監督の『ある子供』の少女ソニア役を演じ鮮烈な映画デビューをはたした演技派女優。最近では、ヴァンサン・カッセルと共演した『マンク〜破戒僧〜』が日本でも公開されている。

メガホンを取ったのは、これがデビュー作となる女性監督のオドレイ・フーシェ。奇しくも阪神・淡路で震災が起き日と同じ1月17日生まれで、母の友人の日本人男性が震災の数年後に孤独死をしたことが、このテーマを取り上げたきっかけになったと話している。

通訳を演じた西島は本作について「ヨーロッパで活躍されているデボラ・フランソワさんと共演でき、いろんな話もできて、思い出深かったです。海外の俳優さんと並んで演技してみたいという気持ちはいつもありますが、デボラさんのようなヨーロッパの女優さんと同じフレームに入ったら、どう見えるんだろうか? というのは、常に興味がありました」とコメント。

一方、家族を亡くし、孤独死をしながらもなお愛を探し求めている謎のゴーストを演じた阿部は「初監督作品である本作で日本人キャストとスタッフ、日本を舞台にしようと思う、フーシェ監督の強い想いが深く伝わってきました。また、女性の持つ繊細な演出が印象的で、すごくこだわりを持っていらしゃる監督でした」とフーシェ監督を絶賛している。

本作にはほかに、國村隼、塩見三省、倍賞美津子らが出演。2013年2月23日よりシネマート六本木ほかにて全国順次公開となる。

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