『トップガン』続編も期待されていたトニー・スコット監督、橋から飛び降り自殺か

『トップガン』や『トゥルー・ロマンス』などで知られるトニー・スコット監督が19日(現地時間)、ロサンゼルスの橋から飛び降り自殺した。享年68。

『JAPAN IN A DAY[ジャパン イン ア デイ]』予告編

ロサンゼルス市警によると、19日午後12時30分頃、ロサンゼルス市サン・ペドロにあるヴィンセント・トーマス橋から人が飛び降りたという通報が複数寄せられ、捜索を行ったところ、約3時間後にロサンゼルス港湾警察の潜水チームによって遺体が収容された。橋に駐車してあったスコット監督の車の中に連絡先を記したメモがあり、監督のオフィスには遺書が残されていた。

同日夕方に身元が確認され、スコット監督の代理人は「トニー・スコットの死去を確認しました。遺族はプライバシーの尊重を望んでいます」とコメントを出した。スコット監督はイギリス出身で、『プロメテウス』のリドリー・スコット監督の弟。兄と2人でスコット・フリー・プロダクションという製作会社を設立し、近年は監督のみならずプロデューサーとしても活躍。先日クランクアップしたクリスチャン・ベール主演の『Out of the Furnace(原題)』や、東日本大震災から1年後の3月11日の映像を集めた『JAPAN IN A DAY[ジャパン イン ア デイ]』などの製作に当たっていた。

また、出世作である1986年の『トップガン』の続編でトム・クルーズを再び主演に迎え、メガホンをとる予定もあったという。多くの企画を抱えて精力的に活躍していた監督だが、米ABCニュースでは「監督は手術不可能な脳腫瘍と診断された」という関係者の証言を伝えている。

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