70、80代の老人たちが年商2億円超に成功させたビッグビジネスの物語が映画に!

最高齢80歳のシニアチアリーダー・ジャパンポンポンに囲まれた吉行和子ら(後列中央)。前列中央は葉っぱビジネスに従事する女性たち
最高齢80歳のシニアチアリーダー・ジャパンポンポンに囲まれた吉行和子ら(後列中央)。前列中央は葉っぱビジネスに従事する女性たち

老人たちが「葉っぱ」ビジネスを成功させた実話を基にした映画『人生、いろどり』の完成披露試写会が7月4日にスペースFS汐留で行われ、キャストの吉行和子、富司純子、中尾ミエ、そし御法川修監督が舞台挨拶を行った。

『人生、いろどり』完成披露舞台挨拶/吉行和子、富司純子、中尾ミエほか

同作は、過疎化が進む四国で一番小さな町・徳島県上勝町を舞台に、それまで誰も見向きもしなかった葉っぱを料理を飾る「つまもの」として商品化、年商2億円以上を稼ぎ出すビジネスへと成長させる様子を描写。主戦力となった70代、80代の女性たちが町を蘇らせ、生き生きと変化していく姿が感動を呼ぶ。

富司は「以前。テレビ番組で葉っぱビジネスのことを見ていて、働いている人たちは人生を楽しく生きてるなと思っていたので、映画のお話をいただいて『ぜひ!』と思いました」と出演についてコメント。

中尾は「自分は年齢的にはまだ早いのではと思っていましたが、世間的にはそのくらいなのかなって」と笑い、「撮影に参加して、得ることがとても多かった」と振り返った。

一方、吉行は自らの役柄について「何も考えないで生きてきて、70歳になって初めて仕事をし、通帳を作って自分の足で歩き始めました。たいてはそうなると夫が邪魔になって熟年離婚なんてこともありますが、(演じた)薫は元気のない旦那さんを引っ張って一緒に幸せになろうとするところがすばらしい」と話していた。

最後に御法川監督が「若さやピュアさを良しとするよりも、経験を積んだからこその美しさを実感していただきたい」と、作品に込めた思いをアピールしていた。

『人生、いろどり』は9月よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開される。

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『人生、いろどり』作品紹介

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