合わせて彼氏いない歴66年! 黒沢かずこ、椿鬼奴らがモテカワ・サンタ服で舞台挨拶

イ・テガン(左)とコン・テユ(右)から花束を贈られ戸惑い気味の黒沢かずこ(中央)
イ・テガン(左)とコン・テユ(右)から花束を贈られ戸惑い気味の黒沢かずこ(中央)

『クロサワ映画2011 〜笑いにできない恋がある〜』のプレミア上映が10月13日に新宿バルト9で行われ、主演の黒沢かずこ(森三中)をはじめ、椿鬼奴、光浦靖子と大久保佳代子(オアシズ)、コン・テユ、イ・テガン、渡辺琢監督が登場。ヒット祈願イベントと舞台挨拶を行った。

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『クロサワ映画2011』イベント、その他の写真

本作はそれぞれが実名で出演し、女芸人ならではの恋の悩みや友情を赤裸々に描いたハートフルラブコメディの第2作目。テーマは、恋に悩む者なら誰もが気になるクリスマスイヴで、この日は女芸人たちがおのおのにあつらえたミニスカの“モテカワ・サンタ服”に身を包み、黒沢はテユ、大久保はテガンと劇中で相手役をつとめた共演者にエスコートされて颯爽とロビーに現れた。

ヒット祈願イベントでは、デコレーションされたクリスマスツリーに願い事を書いた短冊をつるす演出も。黒沢は「味方(家族)が欲しいです」と切実な願いを発表。テユは「『クロサワ映画』大ヒット」と書き、「日本でヒットして、韓国でも上映したい」ときちんとヒットを祈願し、逆に鬼奴は「地方でおいしいものが食べたい」という邪(よこしま)な理由から「『クロサワ映画』のプロモーションでたくさん地方に行けますように」と願った。光浦は「クリスマスには仕事が入りますように」と独り身が長い者だからこその願いを込め、「仕事が入らなかったら、どうやって孤独を……」と言葉を飲んだ。

また「私の欲望のすべてを受け入れてくれる大きな男が現れますように」と願った大久保に対し、劇中で大久保とのキスシーンを披露したテガンはなんと「大久保さんと本当にキスができるように」と書き、ファンからはどよめきが! しかしテガンが「監督と打ち合わせして、これぐらい言っておけば大久保さんが喜ぶだろうと思って」と裏話を暴露すると、ぬか喜びをした大久保が憤慨、会場は盛り上がった。続いて渡辺監督は「黒沢さん、鬼奴さん、光浦さんにいつか本当の幸せが訪れますように」と監督らしく本作を総括するような願いを掲げていた。

また、黒沢はこの日のラブリーな衣装について「ムダ毛を処理していてよかった。腕を出すと思わなかった」と腕をまじまじと見ながら、女性の本音を漏らしていた。

続いて劇場内で行われた舞台挨拶では撮影の裏話が披露され、大久保とテガンのキスシーンについてもさらに詳しく語られた。

まずは黒沢の相手役に扮したテユが「(映画の見どころは)黒沢さんのチェ・ジウに負けない“泣ける芝居”です! かわいかったです」と黒沢の演技力と魅力をアピール。鬼奴は「(お酒を)飲めるシーンは全力でやらせていただきました。映画の予算ってすごいですね、生ビールが出るのが嬉しかった! タバコも買ってくれたんです〜」と生活感がにじみ出たコメント。光浦は「和製『SEX AND THE CITY』のミランダ役の光浦です。抑制と理性を担当しました。本当は自由奔放な私なのでギャップをお楽しみください」とボケて見せた。

そして大久保が、注目を集めているキスシーンについて「芝居だとよくわかっていたのですが、女って不思議なもので一度肉体関係があるとどうしても引きづられてしまって……」と意味深コメントしてから、「今日は“キスしたくなるグロス”っていう商品をつけてきました」と肉食系発言。相手役のテガンは「シナリオを見たときはこのキスシーンはドキドキしないだろうと思った。でも、実際は本当に心臓がドキドキして、感触もすごく良くて、(大久保の)くちびるが柔らかかったです。キスしたときにピクッとするのが、少女なんだな、女の子なんだなと思いました」とリアリティある感想を述べて会場を沸かせた。

監督は「この4人の彼氏いない歴を合わせると66年になりまして、せめて映画のなかでは幸せになってもらいたいと思ってこの映画を作りました。芸人としては売れたが、女としては売れ残った彼女たちの生き様をぜひ見てほしい」と作品に込めた想いをコメント。

また主演の黒沢は本作について「すごく悩む問題が出てくる。仕事の“お笑い”を選ぶか、恋愛を選んでしまうか。両方行くっていうのは自分のなかでは難しくて。恋愛をあまりしたことがないんで、そっちばっかり向いてしまって今までの自分ではなくなってしまいそう。怖さがいっぱいです。解決できない問題で……あ〜〜〜〜〜」とその場で唸ってしまい、身につまされるリアリティが盛り込まれた作品であることをうかがわせていた。

そんな悩めるお年ごろの黒沢は、来る10月17日が33歳の誕生日。この日はテユとテガンから豪華な花束とハッピーバースデイの歌が贈られるというサプライズプレゼントも。韓流イケメンたちからの祝福に黒沢は、「悪い気しないですね。日本のドッキリはイヤですねぇ〜」と喜びを笑いに変えてコメントしていた。

さらに黒沢が、最後にどうしても言いたいことがあると話し、キスシーンのマル秘裏話を暴露。「大久保さんはキスが慣れてるように言っていたのに、テガンちゃんのアゴにキスしちゃったみたいで。監督は『カット!』じゃなくて『ヘタクソ!』って言ったんですよ。そんな大久保さんの調子こいたキスシーンもありますんで、ぜひ見てください!」とキスについてのこだわりを見せて締めくくった。

『クロサワ映画2011 〜笑いにできない恋がある〜』は11月26日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。

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