負け犬たちを描いたサバイバル・ムービー『ララピポ』は、幸せを運ぶ縁結び映画?

『ララピポ』トークイベントにて。左から成宮寛貴、AI、村上知子
『ララピポ』トークイベントにて。左から成宮寛貴、AI、村上知子
『ララピポ』トークイベントにて。左から成宮寛貴、AI、村上知子
トークイベントで主題歌を熱唱するAI

現代の格差社会をしたたかに生き抜く負け犬たちの姿を描いた『ララピポ』。直木賞作家・奥田英朗の同名ベストセラーを、『パコと魔法の絵本』の中島哲也監督が脚本化したサバイバル・ムービーだ。女たちを優しい言葉で巧みに堕落させていく風俗専門スカウトマン、誘惑した男たちとのセックス映像を自ら売りさばくデブ専AV女、ゴミ屋敷の淫乱主婦……。ダメ人間たちが必死で生きる姿に、感動すら覚えてしまう不思議な作品でもある。一見、幸せとは縁遠い作品のようにも思えるが、なんと、関わったキャスト・スタッフが続々とゴールインを決めた“縁結び映画”でもあるのだ。

ロリータファッションのデブ専AV女を演じた村上知子は昨年の春に、この映画への出演をきっかけに超スピード結婚! 先月行われたトークイベントでは、本作でベッドシーンを演じたことが幸せゲットへの第一歩だったことを明かした。「この映画がなかったら、彼氏を作ろうとは思わなかった。今までそういう経験がなかったし、彼氏ができたことがなくて」という村上。映画で“そういうシーン”を初体験するのはくやしかったようで、友人の誕生日パーティで知り合った男性に「一発やってくれとは言わないけど(笑)……添い寝からお願いします」と大胆なお願いをしたことがゴールインにつながったという。また、ゴミ屋敷の淫乱主婦を演じた濱田マリが再婚し、インリン・オブ・ジョイトイやスタッフらも結婚!

ちなみに村上のベッドシーンは「想像していたのとは違い、プロレスだと思った」という激しさで、「旦那にはまだ見せる機会がないのですが、一緒に見るかどうか悩んでます」と話していた。

イベントには風俗専門のスカウトマンを演じた成宮寛貴も登壇。映画では、驚くほどのハマりっぷりを見せているが、「プロデューサーに、君にぴったりな役が見つかったと言われて、複雑な気持ちでした。でも、原作を読んで、絶対(この役を)やるべきだと思った」と出演の動機を語った。

主題歌「people in the World」を担当するAIもイベントに参加し、パワフルな歌を披露してくれた。映画については、「見ていて『大丈夫かな』と思うようなエッチなシーンもあるので、途中で冷や汗も……。とても面白いのでぜひ見て下さい」と話していた。

『ララピポ』は、2月7日より渋谷シネクイントほかにて全国公開。

【関連記事】
[動画] 成宮寛貴が女の子をスカウト!?『ララピポ』トークイベント
ゴミ屋敷の淫乱女を演じた濱田マリ。ゴミ女の心理を理解しつつも、実生活ではキレイ好き!
[作品] 『ララピポ』 2009年2月7日より渋谷シネクイントほかにて全国公開

INTERVIEW