4時間半超の長尺邦画がベルリン映画祭で国際批評家連盟賞受賞!

ベルリン映画祭でティーチインを行った瀬々敬久監督(左)。右は撮影担当の鍋島淳裕
ベルリン映画祭でティーチインを行った瀬々敬久監督(左)。右は撮影担当の鍋島淳裕
ベルリン映画祭でティーチインを行った瀬々敬久監督(左)。右は撮影担当の鍋島淳裕
『ヘヴンズ ストーリー』より
(C) 2010ヘヴンズ プロジェクト

現在開催中の第61回ベルリン国際映画祭で、『ヘヴンズ ストーリー』が国際批評家連盟賞を受賞した。

[動画]『ヘヴンズ ストーリー』予告編

本作は、複数の殺人事件をめぐり、心の傷を抱えた人々の姿を描いた群像劇で、4時間38分という長尺でも話題に。ベルリンでは全3回の上映がすべて売り切れとなる好評ぶりだったという。

瀬々敬久監督は2月11日に行われた最初の上映に立ち会った後に帰京。受賞の知らせを受け、「本作はインディペンデントな映画。今回の受賞は、(人々の)小さな思いが結集して大きな力となり、世界まで届くことができたと考えるだけで大変嬉しいです。また、日本のこの10年間を、事件を通して描き、日本人がどう生きるべきかを考えながら作ったこの映画が、世界の場で上映され、評価をいただいたことは感慨深いです」というコメントを寄せた。

『ヘヴンズ ストーリー』は、3月5日より渋谷アップリンクにて2週間限定凱旋公開される。また、山形、神戸などで全国順次公開中だ。

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