アラン・ドロン、映画史に残る“孤独な殺し屋”の原点 伝説の名作『サムライ』4Kレストア公開

#アラン・ドロン#サムライ#ジャン=ピエール・メルヴィル#フランス映画

『サムライ』
(C)1967 – Production Filmel – CICC – TCP / Editions René Chateau
『サムライ』
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世界の映画監督たちが敬愛するフィルム・ノワールの傑作

「孤独な殺し屋」映画の原点として、世界中の映画作家に影響を与え続けるフィルム・ノワールの金字塔。ジャン=ピエール・メルヴィル監督、アラン・ドロン主演による不朽の名作『サムライ』が、4Kレストア版として4月24日より全国公開されることが決定した。あわせて、メインビジュアルも解禁された。

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中折れ帽とトレンチコートを身にまとい、殺風景なアパルトマンで一羽の小鳥と暮らす殺し屋ジェフ・コステロは、その夜も仕事に向かう。車を盗み、拳銃を調達し、コールガールのジャーヌの部屋とポーカーの賭場に顔を出す。いつものように完璧なアリバイを用意し、首尾よく任務を遂行した彼は、現場を立ち去る際、ピアニストのヴァレリーに顔を見られてしまう──。

中折れ帽とトレンチコートを身にまとい、殺風景なアパートで一羽の小鳥と暮らす寡黙な殺し屋ジェフ・コステロ。その姿は、公開から半世紀以上を経た今もなお色褪せることなく、映画史に刻まれた永遠のアイコンとして語り継がれてきた。

『レオン』(94年)『ゴースト・ドッグ』(99年)『ジョン・ウィック』(14年)『ドライヴ』(11年)『狼/男たちの挽歌・最終章』(89年)など、その後の数多くの作品に影響を与え、「孤独な殺し屋」という映画的原型を決定づけた作品として知られる本作は、ヌーヴェルヴァーグの先駆者である名匠ジャン=ピエール・メルヴィルの映画美学の到達点と言える。

『サムライ』

その徹底した様式美は世界中の映画作家を魅了し、マーティン・スコセッシ「メルヴィルの抑制された表現に強く惹かれた」、ジム・ジャームッシュ「『ゴースト・ドッグ』は『サムライ』へのオマージュ」、ニコラス・ウィンディング・レフン「『サムライ』は完璧な映画だ」、ジョン・ウー「メルヴィルは私にとって神のような存在だ」、ジョニー・トー「メルヴィルの映画から犯罪映画の作法を学んだ」、ケリー・ライカート「メルヴィルは大好きな映画作家」など、巨匠たちがメルヴィルに対する深い敬意を示している。

『サムライ』

今回解禁されたビジュアルでは、中折れ帽とトレンチコートの襟を立て、冷めた眼差しでこちらを見るジェフ・コステロの姿が印象的だ。「モノクロのカラー映画を撮ることが夢だ」とメルヴィルが語る通り、抑制されたトーンのデザインが、本作の持つ静かな緊張感を象徴している。

公開された予告編からも、メルヴィルならではの無駄を削ぎ落とした演出と静謐な空気が強く伝わってくる。研ぎ澄まされた構図と冷たく青い映像美を支えるのは、『死刑台のエレベーター』(58年)やトリュフォー作品でも知られ、メルヴィルの長年の盟友でもある撮影監督アンリ・ドカ。さらに『冒険者たち』(67年)『ラ・スクムーン』(72年)などを手がけたフランソワ・ド・ルーベによるクールなジャズが、主人公の孤独と運命を浮かび上がらせている。

『サムライ 4Kレストア』は2026年4月24日より全国公開。

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