『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も意外な好成績
【興収レポート】冬興行真っただ中の12月、月間興収1位は『ズートピア2』。動物たちが高度な文明社会を築き、人間のように暮らす世界を舞台にしたディズニーアニメーション続編だ。12月5日から公開され、オープニング3日間の興収は18.9億円。『アナと雪の女王2』19.4億円に次ぐ洋画史上歴代2位の成績をあげた。
宣伝にあたっては、複数のイベントを実施して公開を盛り上げた。11月25日には大ヒット祈願イベントを東京・増上寺で、公開日前日の12月4日には前夜祭舞台挨拶を東京・TOHOシネマズ日比谷で実施。どちらのイベントにも主人公ジュディ役の上戸彩、相棒ニック役の森川智之をはじめ、下野紘、江口のりこ、山田涼介ら日本語版吹き替えキャストが出席した。さらに、公開日の5日には東京ディズニーランドに上戸彩が登場して宣伝にあたった。
・堂本光一「僕でいいんですか?!」 ジャン・レノ役を日本版で担当、驚きと喜びのカメオ出演
劇場内宣伝として「NO MORE映画泥棒」とタッグを組んだ特別バージョンの映像を制作。『ズートピア2』上映劇場で上映した。さらに、12月5日から全国5都市7劇場で「ズートピアシアター」を実施。シアター内の特別シートには、ジュディとニックを含む全12種のキャラクターがプリントされ、キャラクターたちと一緒に映画を観る感覚を味わえる。12月5日の日本テレビ系「金曜ロードショー」では前作『ズートピア』を放送。さらに12月5日から第1弾入場特典として、限定ビジュアルを使用したパノラマボードを配布。13日から第2弾「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム プロモーションカード 《点と線とをつなげ》」、20日から第3弾「『ズートピア2』クリスマス限定キャラクターカード」を配布した。
21日まで17日間の興収は61億円で『アナ雪2』とほぼ同じ興行成績。このままのペースで興収を伸ばせば、『アナ雪2』最終興収133.7億円超えの可能性十分だ。
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2位は『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』(4.8億円)。ジェームズ・キャメロン監督が神秘の惑星パンドラを舞台に描くシリーズ3作目。前作『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』は公開3日間で6.5億円だったので、約74%の出足となった。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(C)UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
3位は『バック・トゥ・ザ・フューチャー 公開40周年限定上映』(3.7億円)。12月12日から公開され、IMAXと4DXの1週間限定上映だが、一部劇場が4DXの延長上映を実施。意外な好成績をあげた。(文:相良智弘/フリーライター)
[2025年12月の公開作ランキング]
1位『ズートピア2』61億円
2位『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』4.8億円
3位『バック・トゥ・ザ・フューチャー 公開40周年限定上映』3.7億円
(ムビコレ調べ。12月21日時点 )
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-



『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』のチケットを5組10名様にプレゼント!
応募締め切り: 2026.01.06 -



『ただ、やるべきことを』の全国共通鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
応募締め切り: 2026.01.05







