竹内涼真&町田啓太のW主演で傑作漫画を実写化、映画版の魅力とは?
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男性二人のダンスにかける情熱や苦悩、愛を描いた『10DANCE』を実写化
竹内涼真&町田啓太がW主演を務める、Netflix映画『10DANCE(テンダンス)』が配信中。本作は男性二人のダンスにかける情熱と闘志、苦悩、嫉妬、愛を描いた井上佐藤による大ヒット漫画『10DANCE』の実写化。
・町田啓太、ダンサーの夢を諦めた過去と向き合い、俳優として再び踊る覚悟 『10DANCE』に託した情熱
ラテンダンス日本チャンピオンで世界に通用する実力を持ちながらも、国内の大会にこだわる主人公・鈴木信也(すずきしんや)を、スタンダード(ボールルームダンス)日本チャンピオンで世界2位の記録を持ち「帝王」の異名をとる杉木信也(すぎきしんや)は〈10ダンス〉の世界に誘う。ラテンダンスとスタンダードは本来交わることがない競技だが、10種のダンスで競う“ダンス界のトライアスロン”といえる〈10ダンス〉だけ例外だった。二人は〈10ダンス〉に挑むため、互いの専門分野を教え合うことにする。

Netflix映画『10DANCE』独占配信中
原作漫画にハートを鷲掴みにされる
原作漫画『10DANCE』は、競技ダンス漫画の先駆け的作品として人気を博し、「このBLがやばい! 2019」も受賞する傑作。青年漫画誌である「ヤングマガジン」(講談社)に移籍したときは“BL”ではなく“ブロマンス”になったらどうしようと不安にもなったが、しっかりと“BL”として描かれていることがBLファンとしては喜ばしい。
鈴木はキューバ生まれで根っからのラテン気質、明るくて勝ち気な男性。杉木は幼い頃からイギリスでダンスを学び、気位は高い自信家だが、ナイーブな一面を持つ。見た目も性格も正反対で水と油のような混ざり合うことのない二人だが、ダンスを通して響き合い、反発しながら惹かれ合っていく。井上佐藤の写実的でこまやかでいて大胆な描写によってドラマチックに展開し、目が離せなくなる。わくわくゾクゾクさせられて、ときには切なさが込み上げてきて胸が苦しくなり、ハートを鷲掴みにされるのだ。
セクシーな竹内、スノッブで繊細な町田、二人のプロ級ダンスが映画版の魅力
そんな原作漫画がNetflix映画として実写化された。しかも、ビッグネームである竹内涼真&町田啓太がW主演だ。竹内は甘くてセクシーなラテンダンサー、鈴木信也を熱演。片や町田はスノッブで尊大でありながら繊細さを秘めた杉木信也を巧演している。
そして、なんと言っても二人とも、プロ級と言えるクオリティ高いダンスを惜しげもなく披露。あまりの華麗さにあっけにとられて見入ってしまうこと間違いない。原作ファンとしてはドラマとして言いたくなる部分もあるが、このダンスは一見の価値があることは確かだ。

また、鈴木のパートナー・田嶋アキと杉木のパートナー・矢上房子も重要な役どころで、アキを土居志央梨、房子を石井杏奈が演じ、彼女らもまた力演だけでなく、完成度の高いダンスを見せてくれる。

Netflix映画だけに制作面の余裕が感じられ、競技シーンなども作り込まれていて見応えたっぷり。このお祭り的な盛り上がりに乗らないのは、正直もったいない。ゴージャスで華やかな本作を存分に堪能して欲しい。(文:牧島史佳/BLライター)
・竹内涼真&町田啓太のセクシーで華麗なダンスに魅了される! その他の場面写真はこちら
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