MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN
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MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』

大ヒット記念イベントで語られた10年の軌跡と、“フェーズ2”への想い

Mrs. GREEN APPLEのライブフィルム『FJORD』とドキュメンタリー『THE ORIGIN』が、公開12日目にして早くも累計興収12億円を突破した(※興行通信社調べ)。この大ヒットを記念し、「MGA MAGICAL 10 YEARS SPECIAL GREETING & CINEMA VIEWING ENCORE」と題したスペシャルイベントが開催され、大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架が登壇。大ヒットへの喜びや制作の裏話などをたっぷりと語った。

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イベントの幕が開くと、MCの呼び込みで大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架が登壇。会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、まずは大森が「『THE ORIGIN』いかがでしたか? 本日は楽しんでくださいね!」と挨拶。続いて若井が「楽しい時間にしましょう!」、藤澤も「『THE ORIGIN』を見ていただいて、たくさんいろんなものを受け取っていただいたかと思います。この後も楽しい時間にできたらと思います!」と笑顔を見せると、会場のボルテージは一気に高まった。

本イベントは、ドキュメンタリー『THE ORIGIN』の上映直後に行われ、ステージ上にはファンから届いた熱い感想コメントが並ぶバックパネルも用意された。本作は冒頭のみドキュメンタリーではなく、いわゆる“モキュメンタリー”として描かれている点も話題だ。

そのオープニングシーンの撮影で印象的だったエピソードについて、大森は「嘘みたいなオープニングだけど、本当のことがずっと起こっていただけ。そこで豊島監督が、“これは、誇張して描いてもいいのでは?”とおっしゃって、やるならものすごいモキュメンタリーを作りましょう、と話してできたシーンです」と明かした。

さらに、「冒頭はリアルなスタッフたちなので、彼らの方が緊張していましたね(笑)。結局打ち合わせなど、いつもやっていることなので、演出上誇張はしてたけど、ひとつも嘘はなくて。なので、いつも言い慣れてる・言われ慣れてることのやり取りの場にカメラがいるというのが、ちょっと不思議な時間でしたね」と振り返った。

MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN

これに対し若井は「僕は演技緊張しました! 2人は大丈夫そうでしたが(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。藤澤は「僕は、みんなで並んで車を降りるシーンが冒頭と聞いていたので、一番緊張しました」と撮影の裏側を明かした。

実はこのシーンでは、大森が「ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜」、若井が「Harmony」、藤澤が「Atlantis」と、過去のライブ衣装を着用していたという。大森は「その時の空気感というか、体の感じもあるので、新鮮でした」と回顧。藤澤も「僕は髪色が変わっているので、ちょっと恥ずかしいというか…。自分があの時の自分のコスプレをしているみたいで、ちょっと“照れ”はありましたね」と語った。

続いて「あなたは初めて、ミセスを知る」というキャッチコピーにちなみ、撮影開始から『FJORD』のステージで「Variety」を披露するまでの約300日間で、互いに「初めて知った」一面はあったかという問いが投げかけられた。すると大森が「若井がとっても話すのが上手!」と口火を切り、若井は「自分の素直な気持ちを話しただけです」とはにかんだ様子で応え、続けて「僕が思ったのは、涼ちゃん(藤澤)が海外に行った時の髪の毛のコンディションの良さ」とユーモアを交えて語った。

藤澤も「映画を見て、自分に対して自分はこういう感じなのか、と恥ずかしくなりました(笑)。例えば、『Variety』のタイトルをイタリアのジェラート屋で元貴に聞かれた時の反応が遅いとか(笑)」と明かし、再び会場から笑い声が上がった。

また、バックパネルに寄せられた鑑賞者からの熱い感想コメントにも触れ、「嬉しい!」「こういう風に見てくれて、とてもありがたいね!」とメンバーも興味深そうに視線を走らせ、ファンとの想いの共有を楽しんでいた。

話題は、同時公開中のライブフィルム『FJORD』へ。ドキュメンタリー『THE ORIGIN』を見た後だからこそ発見できる、ライブフィルムの見どころについて、大森は「ライブの演出面で、フロートに乗ってエンドステージまで行くところがあるんですけど、それがミセスの歴史をたどっているような気がしてすごく好きですね。『THE ORIGIN』を見た後だからこそ、3人に歴史があるんだな、と感じてもらえる演出で、僕はそこです」と挙げた。

MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN

若井は「『FJORD』の本編って、すごく駆け抜けていて、アンコールが凄くいい! 『THE ORIGIN』を見た後だと、違った感じ方するんじゃないかな? 僕たちの歴史や結成当初からの想いがこもったアンコールだったと思います」と語り、藤澤も「フロート演出は、歌っている元貴の顔もいいし、全体的に、“フェーズ2だな”!という感じがして、凄くいい瞬間です」と、それぞれの視点で鑑賞のポイントを明かした。

イベントも終盤に差し掛かり、話題はいよいよ、10周年イヤーの締めくくりとなる激動の2025年の振り返りへ。現在の率直な気持ちを訊ねられると、大森は「実感がないですね。発表したものの、特に大きな変化はなく、自分たちの心持ちがちょっと変わるような感じです。でも、こうしてフェーズ2を大切な期間としていい状態で“保管”できるというのは、すごく嬉しいという気持ちに尽きます」と語った。

若井は「フェーズ2もめちゃくちゃ楽しかったけど、フェーズ3もすごく楽しみ。これからももっと、皆さんと一緒に楽しい時間を作りたいです」と前向きな思いを述べ、藤澤も「フェーズ2、あっという間でしたね! フェーズ2は、もどかしさや抱えるものもたくさんありました。そんな中、今年の“10周年”をメンバーやみんなと迎えることができて、改めて“すごいフェーズ2だったな”と実感できました」と、充実した表情を見せた。

MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN

最後に、来年1月1日から開幕するフェーズ3について、どのような展開が待っているのかヒントを求められると、大森は「ライブをやりたいですね! 来年はファンクラブが10周年なので、JAM’S(ファン)に直接感謝を伝えたいです。今年の“デビュー10周年”を駆け抜けられたのは、本当にファンのみなさんのおかげなので、その感謝を改めて伝える2026年にしたいなと考えています」と笑顔で回答。会場は、これからの活動への期待感とメンバーを応援する温かい拍手に包まれ、イベントは幕を閉じた。

『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN』、『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』は現在公開中。