恐怖と孤立に追い詰められる女性をキーラ・ナイトレイが熱演するサスペンススリラーがNetflix TOP10で1位&2位!

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『第10客室の女』
Netflix TOP10 グローバル(英語・映画)第1位、日本(映画)第2位の『第10客室の女』
『第10客室の女』
Netflix映画『第10客室の女』独占配信中

豪華客船でおきた落下事件の真相は?『第10客室の女』

【Netflix TOP10】今回は、キーラ・ナイトレイ主演のサスペンススリラー『第10客室の女』(英題:The Woman in Cabin 10)をピックアップ。英国のベストセラー作家ルース・ウェアによる原作小説を映像化した本作は、週間グローバルTOP10(英語/映画)で第1位、日本の週間TOP10(映画)でも第2位にランクインしている注目作だ。華やかなクルーズ船を舞台に、ナイトレイが“誰にも信じてもらえない目撃者”を緊張感たっぷりに演じている。

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物語はセレブ客が集う豪華客船から動き出す。ジャーナリストのローラ(ナイトレイ)は取材のために乗船することになるが、深夜に隣室の客室10番から女性が転落した瞬間を目撃する。ローラの通報により船内は大騒ぎとなるが、しかし翌朝にはその女性の存在すら否定され「乗客は全員無事だ」と告げられてしまう。落下事件など全くなかったことされたローラは、身の危険を顧みず真相を突き止めようと奔走する。

ルース・ウェアのベストセラーを原作に“信じてもらえない恐怖”を描く

実は直近の人身売買に関わる取材で、証人を殺害されてしまうという過去を持つローラ。そのトラウマを抱えたままの彼女は、自らの記憶と現実の混濁に抗いながら真実を追い求めていく。船という逃げ場のない空間の中で、信じてもらえない焦燥と孤立。謎に近づくにつれ危険も増していくという密室スリラーの醍醐味が極上の緊張感とともに展開され、ハラハラさせられる。

原作は英国の人気ミステリー作家ルース・ウェアによる同名小説で、テーマは「真実を伝えていても誰も信じてくれない」不条理さと「女性の声が無視されがちという風潮」への警鐘。映画版では監督サイモン・ストーンが原作を大胆に脚色し、視覚的に再構成されたローラの恐怖と混乱をナイトレイが迫真の演技で体現している。

また撮影は、実在する個人所有のスーパーヨット「サバンナ(Savannah)」で行われた。“浮かぶ宮殿”と称される豪華客船だけに、撮影中は「撮影機材は床に置かずに手持ちする」、「船内では靴を脱ぐ」など厳しいルールが課されたそう。「豪華客船でしたが、想像していたようなラグジュアリーな日々とは程遠かった」とストーン監督は語っている。

実力派キャストが織りなす緊迫の心理戦

『つぐない』『プライドと偏見』などで知られる実力派女優のナイトレイは、本作で冷静な記者から恐怖と孤立に追い詰められていく女性をアクティブに表現。共演にはガイ・ピアースら個性派俳優が集結し、閉ざされた空間で秘密と疑念が絡み合い、誰が敵で誰が味方か分からない緊迫のドラマを紡ぎ出した。

ストーリー展開がオーソドックスだとして批評家からは辛口の声も上がっているが、密室殺人の謎、豪華気分を味わえるクルーズ船、そして撮影地ノルウェー、スコットランド、ドーセット海岸の絶景が1時間35分の尺でバランスよく詰まった本作。キーラ・ナイトレイの熱演を味わいつつ、緊張と美しいビジュアルが交錯するサスペンスを楽しんでみてはいかがだろう?(文:足立美由紀/映画ライター)

【Netflix日本Top10(映画)/10月13日~10月19日】
1位『スオミの話をしよう』
2位『第10客室の女』
3位『ヘルドッグス』
4位『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
5位『チェンソーマン 総集篇』
6位『カラメロ』
7位『グッドニュース』
8位『罪と悪』
9位『カマキリ』
10位『わたしの幸せな結婚』

※Netflix TOP10:Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週月曜日から日曜日までの各作品の「視聴回数」(視聴時間を作品の総時間で割って算出)に基づいてランク付けする。