坂口健太郎、渡辺謙とともに釜山国際映画祭の大歓声に感激! 韓国語で「たくさんの愛をありがとう!」と絶叫

#坂口健太郎#渡辺謙#盤上の向日葵#釜山国際映画祭

(C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
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『孤狼の血』の柚月裕子による同名小説を原作に、坂口健太郎と渡辺謙の魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー映画『盤上の向日葵』が、現在開催中の第30回釜山国際映画祭に参加。レッドカーペット&オープニングセレモニー、そしてワールドプレミア上映が行われ、坂口健太郎、渡辺謙、熊澤尚人監督が登壇した。

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謙さんと一緒に丁寧に少しずつ作った作品です

9月17日、メイン会場である「映画の殿堂」で行われたレッドカーペット&オープニングイベントに主演の坂口健太郎、共演の渡辺謙、監督を務めた熊澤尚人が登場。

世界中のメディアからのフラッシュとともに、ファンからの大声援を受け、昨年に続く釜山国際映画祭への参加となった坂口は「すごいエネルギーでした。映画祭というのもありますが、本当にお祭りのような感じで。(他の出品作品で参加している)日本の役者さんや、ディレクターチームにも会えましたが、アジアとして世界に胸を張っていける日本の作品が少しずつ増えているんだなと感じました」と感無量。

翌日のワールドプレミアは、釜山最大の座席数(約4500席)の野外スクリーンで上映。

上映前舞台挨拶に登壇し、満席の客席から大歓声を受けた坂口は「本当にたくさんの愛をくださってありがとうございます。嬉しいです!」と流暢な韓国語で応えた。

監督は「とにかく坂口健太郎さんと渡辺謙さんの色気がすごいので、そこにみなさん注目してください」と熱いコメントを送ると会場からは「フゥー!」と期待の声援が溢れた。

坂口は「とっても翻弄されながら、いろんなことに巻き込まれながら、けどそれでもしぶとく生きていく男です。すごく悲しい、切ない瞬間もあるのですが、それも謙さんと一緒に丁寧に少しずつ作った作品です」と自身の役と作品への思いを語った。

渡辺はそれを受けて「僕は最後のほうにちょっとしか出てません(笑)」と冗談を交えて会場を爆笑に包むと、「こんなにもいい加減で嫌な役は久しぶりなのでめちゃくちゃ楽しんでやりました!」と振り返った。

本作の魅力を、坂口は「将棋というひとつのアイテムの中で、そこで生まれる人間関係、男たちの生き様、その瞬間を生きた証みたいなものをこの映画の中で、この一瞬を覗き見していただけたら」と語る。

最後に観客へ向け、「初めてですもんね! みなさんがこのワールドプレミアで見ていただける第一目撃者ということで、ちょっとドキドキしてるのですが、なにかこの映画がみなさんの心に残ったら、たくさん宣伝をしていただいて、この映画がもっともっと大きく育つといいなと思います」と興奮気味に挨拶した。

エンドロールを終え、割れんばかりの拍手でスタンディングオベーションを迎えると、両手を挙げて応え、またそれに大歓声と鳴り止まない拍手が巻き起こり、世界初上映を目撃した釜山の大観衆の心を見事に鷲づかみにし、ワールドプレミアは大盛況のうちに終わった。

『盤上の向日葵』は2025年10月31日より全国公開。