岡田将生&芦田愛菜、ヴェネチアの街に降り立ち感激「来たばかりだけど、すでに帰りたくない!」

#ヴェネチア国際映画祭#岡田将生#果てしなきスカーレット#細田守#芦田愛菜

(C)KAZUKO WAKAYAMA
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第82回ヴェネチア国際映画祭【アウト・オブ・コンペティション部門】に選出された、細田守監督の最新アニメーション映画『果てしなきスカーレット』。細田監督、そしてスカーレットを演じる芦田愛菜、スカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)役の岡田将生が、ヴェネチアの街に降り立った。

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物語の世界観に近いヨーロッパの街並みを堪能

主人公の王女・スカーレットを演じた芦田は、イタリアが舞台の『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが演じたアン王女のような“王女のお忍び散策”を思わせる、リボン付きの青いストライプシャツにジーンズ姿で登場。

雲一つなくピカピカに晴れた青空の下「(日本とは)太陽のパワーが違います!」とハツラツとした表情を見せる。

一方、岡田は、古いヴェネチアの街並みにぴったりの爽やかな緋色を基調とした服装で、本作の世界への第一歩となる“果てしなき”旅がスタート。

本作『果てしなきスカーレット』は中世ヨーロッパが舞台となっており、時代は異なるものの、物語の世界観に近い、同じヨーロッパの街並みが広がるヴェネチアの景色を前に一同は、「“きれい!”しか言えなくなるくらい、表現力を失ってしまう美しい街です!」「(まだヴェネチアに)来たばかりだけど、すでに帰りたくない!」と感動しきり。

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最初に訪れたのは、【サン・マルコ広場】で、【サン・マルコ寺院】や【鐘楼】など数々の観光名所で囲まれた広場には、映画祭関係者をはじめ、さまざまな国から訪れた観光客で賑わう、ヴェネチアの観光スポットの中でも人気の高い“世界で最も美しい広場”と呼ばれる場所だ。

歴史的な建造物がある広場の中に、現代のカフェや土産屋台が立ち並ぶ風景をバックにした撮影は、まるで過去と現在が交差するような“時を超えた”フォトセッションとなった。

次に3人が訪れたのは【サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂】を一望できるスポット。

この聖堂は、ヴェネチアの美しい風景の象徴とも言われる建造物で、17世紀に流行したペストの沈静化を願って建てられた。

現地の人々にとって、国や宗教を超えた希望のシンボルでもあり、本作で登場する≪死者の国≫における“見果てぬ場所”のような神聖な場所に、一同は圧倒された様子。

ヴェネチアへの訪問を熱望し「もし訪れることが出来たら“ゴンドラ”に乗ってみたい!」と語っていた芦田は今回のヴェネチア散策の中で、念願のゴンドラに初乗船。「青空と綺麗な景色を楽しむことができて、素敵な街を感じ、とても心地よかったです」と水上からの街並みを堪能した。

また岡田もずっと乗ってみたいと思っていたと話し、「ゴンドラに乗ってみると、街の見え方が変わるんだと感じました」と感想を述べ、水の都・ヴェネチアの魅力を存分に楽しんだ。

他にも2人はヴェネチアの有名な観光スポットの1つで、“白い巨象”という愛称で多くの人から親しまれていまカナル・グランデ(大運河)にかかる【リアルト橋】にも足を運び、歩いて街中も散策。

オレンジや黄色などの明るい色で彩られた建物で囲まれた水路や路地裏、カラフルなパラソルで埋め尽くされた通りなど、どこを切り取っても絵になる情緒あふれる光景を満喫した。

今回の選出で、カンヌ・ベルリンと世界三大映画祭の全てに参加することとなった細田監督は「ヴェネチア国際映画祭は、映画を作る者として、ずっと憧れの地でした。この中世の街の中で最新の映画祭が行われることの、この地の芸術に対する器の大きさをすごく感じています」と喜びを噛み締めつつも、映画祭に対する熱いリスペクトを寄せた。

また、今回海外映画祭初に参加となる芦田は「映像も音響も大迫力なものを、劇場の大きなスクリーンで(お客様と)観られるということがとても楽しみです」と明日に控える公式上映への気持ちを述べ、岡田は「お客様がどのように作品を受け止めるのか、同じ空間でリアクションを感じながら、自分も反応しながら観ることが出来たら素敵な体験ができるのではないかと思っています」と映画祭への期待を語った。

『果てしなきスカーレット』は2025年11月21日より全国公開。