世界が注目する日本人監督・HIKARI×ブレンダン・フレイザー『レンタル・ファミリー』が2026年公開へ

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『レンタル・ファミリー』
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ベルリンで注目を集めた才能が、オスカー俳優とタッグを組み、世界へ挑む

『ザ・ホエール』(22年)で第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーの最新主演作『Rental Family(原題)』が、邦題『レンタル・ファミリー』として2026年に日本公開されることが決定。さらに、第50回トロント国際映画祭にてワールドプレミアが開催されることも発表された。

・引きこもりの末、272キロになった男の最期の5日間を描いた感動作『ザ・ホエール』

監督を務めるのは、長編デビュー作『37セカンズ』(19年)で第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞および国際アートシアター連盟賞を受賞し、世界から注目を集めた日本人監督・HIKARI。以降も『Beef/ビーフ』『TOKYO VICE』などの話題作を手がけており、本作は『37セカンズ』に続く長編2作目となる。今回はサーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品を世界へと送り出す。

主演は、アカデミー賞主演男優賞を受賞し、今やキャリアの頂点に立つブレンダン・フレイザー。オスカー受賞後の初主演作として本作を選び、日本に長期滞在しながら真摯にこの国を見つめ続けてきた彼が、どのような姿をスクリーンで見せるのか注目が集まる。共演には、国際的に活躍する平岳大、山本真理、そして日本を代表する名優・柄本明が名を連ね、どのような化学反応を生むのかにも期待が高まっている。

今回ワールドプレミアの場として選ばれたトロント国際映画祭は、近年観客賞受賞作がその後の賞レースを席巻することでも知られる映画祭だ。これまでにも、アカデミー賞作品賞を受賞した『ノマドランド』(20年)『グリーンブック』(18年)のほか、『ラ・ラ・ランド』(16年)、『スリー・ビルボード』(17年)、『ジョジョ・ラビット』(19年)など、多くの傑作がトロントから羽ばたいている。記念すべき第50回トロント国際映画祭は、現地時間で9月4日から14日にかけて開催される。

さらに、米時間7月31日には、HIKARI監督が2025年度トロント国際映画祭「Emerging Talent Award」を受賞することが決定した。今最も注目されるクリエイターに贈られる本賞の受賞により、HIKARI監督は名実ともに世界が注目する映画監督としての地位を確立することとなった。

あわせて、本作の場面写真も到着した。フレイザー演じる、東京で暮らす落ちぶれた俳優・フィリップが、日本の駅のホームで偶然居合わせた赤ちゃんに優しく微笑む姿が切り取られており、彼が自然体で東京の風景に溶け込んでいる様子が伝わってくる。フィリップはなぜ、日本のレンタル家族サービスに関わることになったのか? 他人の人生の中で“仮の”役割を演じることを通じて、思いがけず見いだしていく「生きる喜び」とは——。

『レンタル・ファミリー』は2026年公開。