伊藤沙莉、爆弾捜索に奔走!『爆弾』新ビジュアルで刑事役の覚悟を表情に宿す

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『爆弾』
(C)呉勝浩/講談社 (C)2025 映画『爆弾』製作委員会
『爆弾』
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原作はミステリーランキング1位の話題作 緊張感と人間ドラマが交錯

『キャラクター』(21年)『帝一の國』(17年)の永井聡監督がベストセラー小説を映画化する『爆弾』より、主人公・類家役の山田裕貴と平凡なヴィラン・スズキタゴサク役の佐藤二朗、さらに伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎のキャラクタービジュアルを紹介する。

・山田裕貴、伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎らが共演する『爆弾』のキャラクターポスターをすべて見る

原作は、日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい! 2023年版」「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説。これを読まねば、“旬”のミステリーは語れないと評され、背筋が凍るような衝撃展開の連続で、多くの読者を魅了した作品であり、その続編「法廷占拠 爆弾2」も発売されて話題を呼んでいる。

物語は、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、謎の中年男が警察に連行されたことから幕を開ける。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、男は刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった。彼は、いったい何者なのか? そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは?

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主演には、『ゴジラ-1.0』(23年)や月9ドラマ『君が心をくれたから』で圧倒的な存在感を見せた山田裕貴。警視庁捜査一課でスズキタゴサクと真っ向から対峙する交渉人・類家役を熱演する。共演には、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で社会現象を巻き起こした伊藤沙莉が、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田役で出演。

さらに、スズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事・等々力役には、『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』(24年)で唯一無二の芝居が記憶に新しい染谷将太。類家の上司であり、スズキタゴサクとの交渉にもあたる警視庁の清宮役には、数々の映画・ドラマで存在感を示してきた渡部篤郎。そして、スズキタゴサクを演じるのは、コメディからシリアスまで幅広くこなし、一度見たら忘れられない個性派俳優・佐藤二朗。実力派キャストが勢ぞろいした。

また追加キャストとして、伊藤演じる倖田の相棒である交番勤務の巡査長・矢吹役に、TBSドラマ『ライオンの隠れ家』で自閉スペクトラム症の難役に挑んだ坂東龍汰。スズキタゴサクの見張り役を務める刑事・伊勢役に、映画『ナミビアの砂漠』(24年)でカンヌ国際映画祭でも話題を呼んだ寛一郎が決定した。

監督を務めるのは、『キャラクター』『恋は雨上がりのように』(18年)『帝一の國』などで知られる永井聡。繊細な心理描写とスリリングな映像表現で名を馳せる永井監督が、この緊迫のリアルタイムサスペンスをどう描き出すのか?

主人公・類家を演じる山田裕貴と、平凡なヴィラン・スズキタゴサクを演じる佐藤二朗による“表裏”のティザービジュアルが先行公開され話題を呼ぶ中、今回新たに、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎の5名によるキャラクタービジュアルが初解禁。総勢7名の姿が揃ったビジュアルとなっている。

今回のビジュアルで特に目を引くのは、本格派キャスト7名すべてに共通してあしらわれた「爆弾」の文字。それぞれのキャラクターが、この“爆弾”とどのように関わっていくのか。物語の緊張感を体現するかのような、覚悟に満ちた表情が、劇場公開に向けてさらなる期待を高めている。

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倖田役を演じる伊藤は、「事件を調べる外回りのシーンがほとんどで、坂東さん演じる矢吹との掛け合いはどこかほっとするやり取りが多く、楽しかったです。ありがとうございます、って言うと自然にお辞儀してしまうんですけど、警察官は敬礼なんです。所作にも気をつけて演じました」と撮影を振り返る。

その倖田とコンビを組む矢吹を演じた坂東龍汰は、「警察の衣装を着て、伊藤さんと2人で横並びの写真を撮ってもらったんですけど、良いバディ感が出ていると思いました。着るとスイッチが入るわけではないですが、自然と背筋が伸びるので、役作りの助けになりました」と衣装にまつわる印象的なエピソードを明かす。

スズキタゴサクの取り調べにあたる刑事・等々力を演じた染谷将太は、共演の佐藤二朗について「憎かったですよ(笑)。やっぱり憎いなと思いました。演じていてもすごく馬鹿にされているように感じましたし、あの分量の台詞を完璧にやられている二朗さんは本当にすごかったですね」とその演技を賞賛。

取調室でスズキの見張り役を務める刑事・伊勢を演じた寛一郎は、「外回りで爆弾を探すチームもいますが、大半を取調室のワンシチュエーションで展開され、それがエンターテイメントになっている稀有な作品だと思います」と本作のユニークな構成に言及する。

そして、類家の上司・清宮を演じる渡部篤郎は、「撮影現場は、何かものすごいことをみんながやっているという意識でいたと思います。スポーツで言えば、決勝戦を戦っているような気持ち。雰囲気でいえば、最後の大事な試合を戦っている感じでした」と撮影現場での空気感を独自の表現で語る。

■坂東龍汰(矢吹役)

矢吹という役は、伊藤さん演じる倖田沙良との“バディ”の関係性なので、2人の空気感は永井監督とも話しながら作り上げていきました。伊藤さんは、一緒にいてとても落ち着く方で、同じ空気を持っているような感覚がありました。警察の衣装を着て、伊藤さんと2人で横並びの写真を撮ってもらったんですけど、良いバディ感が出ていると思いました。着るとスイッチが入るわけではないですが、自然と背筋が伸びるので、役作りの助けになりました。本編は絶対面白いし、イケてる映画になっていると思います。リアルな爆破シーンや会話劇の頭脳戦など、様々なエンターテイメントの要素が盛り込まれた超大作です!

■寛一郎(伊勢役)

外回りで爆弾を探すチームもいますが、大半を取調室のワンシチュエーションで展開され、それがエンターテイメントになっている稀有な作品だと思います。私が演じた伊勢というキャラクターは、取調室で起きた内容を記録する書記係という役割で、一緒の空間にいながら、その場の芝居合戦を小劇場の一番良い席で見ることができる感覚で、先輩方の芝居を間近で見られる贅沢な時間でもありました。原作小説の良さを受け継ぎつつ、3次元になることで、映像ならではの迫力が加わり、原作ファンの方々も驚いて頂けるシーンになっていると思いますので、ぜひ劇場で楽しんでください!

『爆弾』は2025年10月31日より全国公開。