ニコール・キッドマンがキュートな魔女に扮した『奥さまは魔女』がNetflix TOP10にランクイン

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『奥さまは魔女』
Netflix TOP10(日本/映画)第7位『奥さまは魔女』

名作TVシリーズを大胆リメイクした20年前の作品

【Netflix TOP10】今回ピックアップするのは、名作TVシリーズを現代にアップデートした話題作『奥さまは魔女』(原題:Bewitched)。主演はオスカー女優ニコール・キッドマン。相手役に『俺たちニュースキャスター』のウィル・フェレルを迎え、1960年代に一世を風靡したアメリカの人気TVドラマを映画化した。2005年に公開された本作は、懐かしさとユーモアが絶妙に融合したロマンティック・ファンタジーだ。

性のゲームに溺れる女性CEO役をニコール・キッドマンがタブーなき熱演!

本作でニコールが演じるのは、魔法が使えながらも「普通の恋愛」に憧れる魔女イザベル。彼女がひと目で惹かれたのは、往年の名作「奥さまは魔女」をリメイクするドラマ企画の主演俳優ジャック(ウィル・フェレル)だった。人間としての人生を歩みたいと願うイザベルは、ひそかに魔法を封じながらその撮影に参加するが、やがて二人の間にはさまざまな“奇跡”と“すれ違い”が起こっていく。

ノーラ・エフロン監督が描く、凸凹コンビの恋の始まりが最高!

監督を務めたのは、『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』で知られるノーラ・エフロン。往年のTVドラマを「劇中劇」という形で描くユニークな構造を採用しつつ、人間界の恋愛に憧れる魔女と、映画が大コケして起死回生を狙う元ムービースターという凸凹コンビの恋の始まりをテンポ良く描いている。

コミカルな掛け合いや、懐かしの“鼻ピク魔法”、原作ドラマの映像もふんだんに登場し、オリジナルファンにも嬉しい演出が満載。ストーリーの後半ではジャックとイザベルの関係性に変化が生まれ、ドタバタコメディから一気にロマンティックな展開に。不器用な二人のすれ違いにハラハラしつつ、最後はじんわりと胸が温かくなるノーラ・エフロン監督の手腕が光る、最高にロマンティックなラブコメディに仕上がった。

ニコール・キッドマンが大人可愛い魔女を好演!

なんといっても注目なのはヒロインを演じたキッドマンの大人可愛い魔女っぷり。純粋ゆえに浮世離れしたイザベルの姿は、ときに可笑しくもありどこか切なくもあって思わず応援したくなる。キッドマンはやってみると意外に難しい“鼻ピク”も完璧再現していて、“恋に不器用な魔女”をキュートに好演!

また相手役のフェレルも自身の得意とするコメディ要素を活かしつつ徐々に変化していくジャックの心情を丁寧に演じ、さらに物語に厚みと品格を加えるシャーリー・マクレーンやマイケル・ケインら名優たちの存在感もいい味を出している。気負いなく見られる作品なので、王道のロマコメとして楽しんでみてはいかがでしょ?(文:足立美由紀/ライター)

【Netflix日本Top10(映画)/6月16日~6月22日】
1位『はたらく細胞』
2位『28週後…』
3位『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』
4位『新幹線大爆破』
5位『K.O.』
6位『ストロー:絶望の淵で』
7位『奥さまは魔女』
8位『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
9位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
10位『コピーキャット』

※Netflix TOP10:Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週月曜日から日曜日までの各作品の「視聴回数」(視聴時間を作品の総時間で割って算出)に基づいてランク付けする。