SEVENTEEN JUNの原点がスクリーンに! 幻の名作『野。良犬』ついに公開へ

#K-POP#Seventeen#イーソン・チャン#ジュン#デレク・クォック#映画#野。良犬#香港映画

『野。良犬』
(C) 2007 BIG PICTURES LTD. ALL IN ONE MEDIA LTD ALL RIGHTS RESERVED.

古き良き香港映画の勢いを感じさせる骨太な感動ドラマ

SEVENTEEN JUNの表現者としての原点と才能がほとばしる感動作『野。良犬』が公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。

・SEVENTEEN・JUN主演の青春ラブコメ『独家童話』が日本初放送! 普段のカワイイ系キャラとは正反対の俺様キャラに挑戦

昨年のワールドツアーでは、日本4都市・全10公演で約43万人を動員し、世界的な人気を誇る韓国の13人組ボーイズグループ・SEVENTEEN。その人気メンバーであるJUNは、昨年秋、中国での俳優活動に専念するため、一部のグループ活動への不参加を発表し、大きな話題を呼んだ。後に明らかになったのは、彼が幼少期から憧れていたジャッキー・チェンとの共演作『捕风追影』や、中国のドラマ作品への出演だった。

ファンの間では、JUNが子役時代から中国・香港で俳優として活躍していたことは広く知られていたが、なかでも2007年の映画『野。良犬』は、第3回香港映画監督協会年度大賞で最優秀新人俳優賞を受賞し、第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)でも最優秀新人俳優賞にノミネートされた“幻の名作”として認知されている。これまで断片的にしか見ることができなかった本作が、ついにスクリーンで上映されることが決定。JUNの表現者としての原点と才能がベールを脱ぐ。

黒社会に生きる孤独な男・チェンは、ボス殺しの犯人の息子を人質に取るため、彼が通うとされる小学校に用務員として潜入する。ある日、校内を詮索していたところを、心を閉ざし言葉を発さない少年・ラムに見つかってしまう。チェンはとっさに「自分は警察官で、内密に捜査している」と嘘をつき、秘密にしてほしいと頼む。

その後、クラス旅行中にはぐれてしまったラムをチェンが助けたことをきっかけに、2人の距離は次第に縮まっていく。やがて、身寄りのない者同士が心を通わせるようになるが──。

本作は、『悟空伝』(17年)などで知られるデレク・クォック監督が手がけた初の長編映画で、香港電影金像奨の新人監督賞にノミネートされるなど、高い評価を受けた。主演は当時からトップシンガーとして絶大な人気を誇っていた香港出身のイーソン・チャン。天涯孤独なチンピラを演じ、自身と似た境遇のJUNが演じる少年と心を通わせていく繊細な心情を、優しく鮮やかに体現している。その他ジョージ・ラム、エリック・ツァンら演技派が脇を固め、古き良き香港映画の勢いを感じさせる骨太な感動ドラマとなっている。

『野。良犬』は2025年8月8日より全国順次公開。